日本時間の1月14日に、第65回ゴールデン・グローブ賞が発表されました。

TVのニュースなどでも伝えられているように、今年は、脚本家協会のストに俳優協会が同調し、俳優たちがセレモニーへの出席辞退を表明したため、授賞式は行われませんでした。

私の回りでもレッド・カーペットのページを企画していた編集者がガッカリしていましたが、

TV放映などハリウッドのマスメディアはかなり打撃を受けたのでは?

ゴールデン・グローブよりはスケールもケタ違いに大きい、アカデミー賞授賞式への影響も心配されますが、

まだ、妥協点は見つかっていないらしい。それどころか、話し合いすらもたれていないというウワサも。

もし、アカデミー賞のセレモニーが中止されるということになれば、映画界的には、歴史的な大事件となるはず。


さて、記者会見方式で発表された今年のゴールデン・グローブ賞の主な受賞結果は以下の通り。

批評家賞ではイマイチふるわなかった『つぐない』あたりが勢力を延ばしてきているところは、やっぱり、ハリウッドよりですね。

インディーズ系の匂いがする作品はやはりサブの賞に回されている感があります。

主演、助演は男女とも、アカデミーでも本命でしょう。

ハビエル・バルデム、ダニエル・デイ・ルイスには、ぜひ、このままアカデミー賞まで突っ走って欲しい。


この他にも、12月にこのブログでも紹介した

ショーン・ペン監督作『In To The Wild』のサントラに入っている、エディ・ベッターの「Guaranteed 」が

オリジナルソングを受賞していましたね!


ちなみに、こちらが公式サイトです。

http://www.goldenglobes.org/nominations/index.html



●作品賞 ドラマ部門
★『Atonement/つぐない』
『American Gangster/アメリカン・ギャングスター』
『Eastern Promises/イースタン・プロミス』
『The Great Debaters/ザ・グレイト・デバターズ』
『Michael Clayton/マイケル・クレイトン』
『No Country for Old Men/ノーカントリー』
『There Will Be Blood/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』


●作品賞 ミュージカル・コメディ部門
★『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』


『Acrosse The Universe/アクロス・ザ・ユニバース』
『Charlie Wilson's War/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
『Hairspray/ヘアスプレー』
『Juno/ジュノー』


●監督賞 

★ジュリアン・シュナーベル 『The Diving Bell and the butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』
ティム・バートン『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』
イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン『No Country for Old Men/ノーカントリー』
リドリー・スコット『American Gangster/アメリカン・ギャングスター』
ジョー・ライト『Atonement/つぐない』



●主演男優賞 ドラマ部門

★『There will Be Blood/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
ジョージ・クルーニー『Michael Clayton/マイケル・クレイトン』
ジェームズ・マカボイ『Atonement/つぐない』
ヴィゴ・モーテンセン『Eastern Promises/イースタン・プロミス』
デンゼル・ワシントン『American Gangster/アメリカン・ギャングスター』



●主演男優賞 ミュージカル・コメディ部門

★ジョニー・デップ 『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
ライアン・ゴズリング『Lars and the Real Girl/ラーズ・アンド・ザ・リアル・ガール』
トム・ハンクス『Charlie Wilson's War/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
フィリップ・シーモア・ホフマン『The Savages/ザ・サベージ』
ジョン・C. ライリー『Walk Hard: The Dewey Cox Story/ウォーク・ハード』


●主演女優賞 ドラマ部門

★ジュリー・クリスティ 『Away From Her/アウェイ・フロム・ハー』
ケイト・ブランシェット『Elizabeth: The Golden Age/エリザベス~ゴールデン・エイジ』
ジョディ・フォスター『The Brave One/ブレイブ ワン』
アンジェリーナ・ジョリー『A Mighty Heart/マイティ・ハート~愛と絆』
キーラ・ナイトレイ『Atonement/つぐない』


●主演女優賞 ミュージカル・コメディ部門

★マリオン・コティヤール 『La Vie En Rose/エディット・ピアフ 愛の讃歌』
エイミー・アダムス『Enchanted/魔法にかけられて』
ニッキー・ブロンスキー『Hairspray/ヘアスプレー』
ヘレナ・ボナム・カーター『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』
エレン・ペイジ『Juno/ジュノー』


●助演男優賞

★ハビエル・バルデム 『No Country for Old Men/ノーカントリー』
ケーシー・アフレック『The Assassination of Jesse James/ジェシー・ジェームズの暗殺』
フィリップ・シーモア・ホフマン『Charlie Wilson's War/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
ジョン・トラヴォルタ『Hairspray/ヘアスプレー』
トム・ウィルキンソン『Michael Clayton/マイケル・クレイトン』


●助演女優賞

★ケイト・ブランシェット 『I'm Not There/アイム・ノット・ゼア』
セルシャ・ローナン『Atonement/つぐない』
ジュリア・ロバーツ『Charlie Wilson's War/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
エイミー・ライアン『Gone Baby Gone/愛しき者はすべて去りゆく』
ティルダ・スウィントン『Michael Clayton/マイケル・クレイトン』


●外国語映画賞

★『The Diving Bell and the butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』
『4 Months, 3 Weeks and 2 Days/4か月、3週と2日』(ルーマニア)
『The Kite Runner/君のためなら千回でも』(米)
『Lust, Caution/ラスト、コーション』(台湾)
『Persepolis/ペルセポリス』(仏)