フランスのイケメン俳優メルヴィル・プポーが新作映画『ゼロ時間の謎』
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のプロモーションのために来日、都内の某ホテルでインタビューしました。
『僕を葬る』での来日以来なので、役1年ぶりぐらい?!
今回は、韓国・釜山映画祭の帰りだそうです。釜山では「女の子にキャー、キャーいわれたけど、たぶん、みんな僕の名前とか知らないと思う」とフランス人らしいシニカルなコメント。
イケメンと書きましたが、数年前まで、私はメルヴィルがイケメンとは思っていませんでしたが、なんか最近かなりカッコヨクなった気がします。
『ぼくを葬る』は、監督のフランソワ・オゾン自身を反映した、かなりシリアスな役で精魂尽き果てたため、その後2年間撮影していなかったそう。
今回の『ゼロ時間の謎』は、アガサ・クリスティのミステリーの映画化なので、自分とは、まったく違う、
そのつくりこんだ世界が彼にとっては、とてもいい気分展開になったようです。
メルヴィルは、この映画で、上流階級出身のテニスプレイヤーを演じていますが、七三分けのいかにも育ちのよさそうな役柄は、とても新鮮でした。
共演は、カトリーヌ・ドヌーブとマルチェロ・マストロヤンニの娘のキアラ・マストロヤンニとナタリー・バイとジョニー・アリディの娘のローラ・スメット。
フランス映画界のまさにサラブレットが、元妻と現妻を演じています。
ところで、そのときの通訳のHさんと、先日、アラン・ドロンが「smap×smap 」のビストロ・スマップに出演したときの話になりました。
「美味しいけど、僕が注文したもの(ブイヤベース)とは違う」を連発していましたが、なかなかフランス人らしくて笑えました。
アラン・ドロンは草刈くんに「君は、コメディアンかアクターか」と質問していましたが、
これは、役を演じるタイプか、役を生きるタイプか、の意。
メルヴィルは、『ぼくを葬る』ではアクターであり、『ゼロ時間の謎』では、コメディアンだったワケですね。
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