『グッド・シェパード』で13年ぶりに監督を務めた俳優のロバート・デ・ニーロが来日、都内で記者会見が開かれました。
インタビューは、去年12月に米国公開の際に、NYですでにとっていたので、今回は、写真撮影のみ。
カメラマンと待機していたホテルの部屋に登場したデ・ニーロは、大物俳優にも関わらず、とても協力的。映画中は、コワモテ系の役が多いけれど、気さくでやさしい(とくに、笑うと可愛い)人柄に、編集者も感激していました。
記者会見では、すでに脚本に取り掛かっているという続編についても質問がでましたが、もともとデ・ニーロが撮りたいと思っていた物語が、続編の方なのだそう。
それを脚本家のエリック・ロスに説得されて、こちらを先に撮るカタチとなったらしい。
これも、最近流行りも一種のデュアル・プロジェクトでしょうか。
主演の諜報員を演じたマット・デイモンとその妻役のアンジェリーナ・ジョリー。
オフィシャル・サイトはこちら、
http://www.eigafan.com/newfilm/archives/2007/07/_the_good_sheph.html
『グッド・シェパード』は、CIAの創設期を背景にした人間ドラマ。
軍の諜報員としてスカウトされたエリート学生エドワードは、CIAの創設に関わるが、やがて、スパイとして国に忠誠を尽くすことと、家族を守るという人間としての使命との間で板ばさみになる……。
まさに、デ・ニーロらしい男のドラマ。
主演のマット・デイモンをはじめ、将軍役で登場するデ・ニーロ、CIA長官役のウィリアム・ハート、エドワードの無骨な部下を演じたジョン・タトゥーロ、大学の恩師役を演じたマイケル・ガンボンなど名優の競演が見ごたえがあります。