やはり東京国際映画のために来日しているマルゴ・シャトリエにインタビューしました。

誰も名前を知らないのも当然。彼女は、いまパリ・オペラ座のバレエ学校で学んでいる16歳の学生で、これが映画初出演のバリバリの新人です。

 映画のタイトルは、『オーロラ』。

おとぎの国の美しい悲恋の映画です。

マルゴは、タイトルロールのオーロラ(フランス語だとオロールですが)を演じています。

相手役は、オペラ座のエトワールのニコラ・ルリッシュ。

監督は、ドキュメンタリー『エトワール』のルイス・タヴェルニエ。ベルトラン・タベルニエの息子です。


 マルゴは、ケイト・ボスワーズ似の超可愛い娘。オペラ座の学校の期待の新星ですが、もしかすると、女優の道に本格的に進むこともあるかも。



 ところで、日本人は、オペラ座とか、ルーブルとかが大好きみたいで、


 パリ・オペラ座の裏側を取材したドキュメンタリー『エトワール』、マリア・カラスの半伝記的映画『永遠のマリア・カラス』、『オペラ座の怪人』、ルーブル美術館を舞台にした『ダ・ヴィンチ・コード』、『エルミタージュ幻想』、『ルーブルの怪人』。

 これらは全部日本でヒットしています。

『エルミタージュ幻想』 は、ソクーロフというロシアのカルト監督の作品ですが、普段は、ソクーロフって誰?というような人もたくさん見に来たらしい。

上映されていたユーロスペースには、とてもお上品な声で、「そちらへはどういったらいいでしょう?」という

電話がたくさんかかってきたという話も聞きました。

『ルーブルの怪人』も批評はさんざんだったのに、本物のルーブルでの撮影という宣伝が上手くいって、ルーブル美術館入場券付きの前売り券がすごく売れたそうです。


 『オーロラ』も、オペラ座のスター、ニコラ効果で、ヒットするのでしょうか?