昨日、 イ・ビョンホン にインタビューしたことをここで書いたら、その反応の大きさにびっくり。

やっぱり、韓流 人気は侮れないな、と改めて思いました。


 実は、映画界では、すでに韓流ブームは、去ったといわれていて、配給会社の熱は覚める一方。

というのも、去年、一昨年にブームに便乗しようと買った韓国映画がほとんどヒットしていないから。


ヒットしていないというのは、ちょっと語弊がありますね。

採算がとれていない、といったほうが正しい。

映画配給権の価格は、基本的にその国ごとの 時価 で、競りで買うのが基本です。

で、ブームに便乗しようと多くの配給会社が殺到、その結果、価格がつりあがってしまい、よほどの大ヒットがない限り、採算はとれないような状態に陥っているのです。


 私が大好きなポン・ジュノ監督の『グエムル 漢江の怪物』 も、カンヌ映画祭や海外メディアでも高い評価を受け、韓国では記録を塗り替えるほど大ヒット、

日本でも期待されていたのに、興行成績はイマイチでした。

(まあ、この作品に関しては、邦題で完全に失敗しているのも要因ですが……)


 とはいえ、去年の日本の興行成績を成績をみると、ベストテンに韓国映画が2本も入っています。


『私の頭の中の消しゴム』 と 『4月の雪』。

 この2本は、たいていのハリウッド映画よりも、ヒットしたワケです。やっぱりこれってスゴイことなんですよね。


日本の配給会社では、「韓国ドラマを好きな韓流ファンは多いけど、韓国映画を観に行くファンはいない」

というのが定説になりつつありますが、これってどうでしょう?


 そんなワケで、ドラマでも高い支持を得ている イ・ビョンホン の新作『夏物語』がヒットするかどうか、

個人的にも気になっています。


 ところで、余談ですが、お肌のキレイなイ・ビョンホンは、今年の夏の猛暑とロケ焼けで


「生まれて初めて、シミができた」そうです。


 30代半ばで初めてシミ……。さすがスターですね。

次回のインタビューの際は、ぜひ、美肌の秘訣について聞いてみたいと思います。