暇である。持て余している。
自由区、週休三日にして増々……。
家庭での唯一の友は、D.V.D鑑賞。
絶滅商い——レンタルビデオ屋の映画も、借り尽し、TVドラマにまで、侵略?しつゝある。未知の映像はコレしかない。
借りて大当りが、「龍馬伝」。NHKの大河ドラマなんぞ、毎週、毎週、一年に渡って見たくもないが、D.V.Dだと、フルマラソンで見れるとばかり、手を出す。
キャスト、全くそそらない。男優は、どうでもいい。女優、広末涼子、貫地谷しおり、寺島しのぶ、真木よう子……魅力ない。
ところが、ところが、ところが、凄い隠し玉に出逢ってしまった。
奥貫薫——武市半平太(大森南朋)の妻、富役。
吉田東洋殺しで、夫—武市が捕わる寸前、二人の会話。
余りにも、素晴らしいので、再録。
半平太「これからは、おまんと二人で、過せるぜよ。
夏が終わる前に、桂浜へ行こう。
海が、キラキラして、美しいろぅ~」
富「はい。」
半平太「秋になったら——」
捕手、戸をたゝく音、「武市!」
無視して、
半平太「紅葉狩りじゃのう。二人で、温泉に行ってもえぇ、どうじゃ、富。」
捕手の声「大殿様の命である!」
無視して、富「はい。」
半平太「冬になったら、そうじゃのう……。」
富「何処へも行かんで、こゝで二人で過ごしたいがです。」
半平太「そうか、ほならそうしょ……。」
捕手、戸を破ってなだれ込む。
最後の富のセリフで、だめだ、ドウコク。
こうして、書いていても、薫さんの顔が浮かんで、涙。
やっぱ、"おうちの友"D.V.Dソフトは、有難いよ。
’10年のドラマ、この頃ならTVドラマなんて——。まだ、まだ、映画から、かくも、離れて、いなかったもんネ。夜な夜な、お酒飲んでたし——。
この名場面は、第21話「故郷の友」。おいら、あと1週間は、"龍馬漬け"。かつて、高倉健の新作を見る時の高揚感がある。(チト、オオバァやね。)
TVドラマ、面白いモノに当った時は、楽しいネ、ワンクール——2,3日、ときめきの時間が持てる。
"龍馬ロス"の薬は、娘の推し「アン・ナチュラル」。
TVドラマ、推しがあれば、ぜひ、ぜひ、ご教授を——。