本年度のアカデミー外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」ですが、エンタティメントの世界に浸れます。とても良く練られた脚本と25年の歳月を演じ分ける配役の素晴らしさ、それらをまとめて完成させた監督。すべてがうまくコラボすると映画のクオリティが飛躍的に向上するのですね。少し早口のスペイン語は全く理解できないですが鑑賞しているうちに響きが心地よくなってしまいました。

映画の内容と特に結末は口が裂けても言えませんが、そうだったのかをはるかに超えた意外なる結末には驚愕してしまいますよ。館主のひそかな楽しみは鑑賞後のお客様の反応ですが皆さま「まさか」の表情でお帰りになります。今年の見おさめ、または新年の見始め映画は「瞳の奥の秘密」ですよ。


シネマイーラ 館主の呟き