るろうに剣心 最終章 The Final  2021年  日本  138分  ★★★★ | 新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

映画が大好き。都内千代田区在住です。

評価は5段階で
★★★★★ 最高! 面白い! もう1回見たい!
★★★★  オススメ 見ておくべき1本です
★★★   普通かな? 見て損はない
★★    うーん、ちょっと微妙かな?
★     つまらん

 

コロナによる緊急事態宣言で映画館に行けなかったのだが、約2ヵ月ぶりにようやく劇場鑑賞することが出来た。

時は明治。人斬り抜刀斎こと緋村剣心(佐藤健)、彼に想いを寄せる女性剣士・神谷薫(武井咲)、元新選組で警察官の斎藤一(江口洋介)等の物語。

今回の敵は剣心の元妻 雪代巴(有村架純)の弟である雪代縁(新田真剣佑)。要するに義理の弟との闘いである。上海マフィアのボスとなっている縁だが、姉を殺害した剣心に恨みを抱き、復讐の鬼と化す・・

全体を通じて、間違いなく「大作」という印象は受ける。ヒットシリーズだから予算も潤沢。ただ世界セールスを念頭に置いているので、どうしても万人受けの「漫画っぽさ」がある。原作が漫画なのに「漫画っぽい」という批判も変ではあるが、要するに、圧倒的多数の敵に1人で切り込んでいくという闘い方が、「300 スリーハンドレッド」みたいで、既視感があるというか・・

今回の敵・縁は圧倒的な強さを誇る。宣伝文句の通りシリーズ最強の敵かもしれない。が、剣心もそれに劣らず強いから心配は無用。クライマックス 二人のバトルシーンは相当に見応えのあるものである。

ロマンスの方は、剣心の妻・巴とのエピソードが回想シーンで入り、事情を初めて知った薫は動揺するのだが、この辺り、意外にあっさりとまとめている。

2012年の第1作目から見続けているが、9年を経て完結ということで何だかほっとした気持ち。主演の佐藤健も今や32歳となり、1作目から見ると齢を重ねた感が強い。

最終章は二部構成になっている。The Beginningが後に控えている(もう公開中だが)。
それは時間を戻し、剣心と巴の話になるようだ。そちらも楽しみである。