【タイムマシン:ネタバレひとくちレビュー】宣伝コピーは未だ最高!(SF映画必見) | 映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

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古典中の古典SFなので、映画人生では必見の1本です。

日本未公開で「タイムマシン」はその後も映画化されていますが、ノーチェックです。

 
タイムマシン タイムマシン (2002)

【監督】サイモン・ウェルズ
【出演】ガイ・ピアース / サマンサ・マンバ / ジェレミー・アイアンズ / オーランド・ジョーンズ / マーク・アディ / シエナ・ギロリー / フィリーダ・ロウ / オメーロ・マンバ
 
★★★ [60点]「この夏いくなら「タイムマシン」」

「あなたはこの夏いつにいきますか?」

公開当時そんな宣伝コピーがかっちょ良かった「タイムマシン」。

確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャーのほうが面白いじゃん」という意見も納得なんだけど、ある意味、哲学的でもある背景とか知らないと、映像に圧倒されるだけで終わりかもしれない。

例えば、当時のイギリスの社会状況を考えて、モーロック族が当時の炭坑で働いていた人々の進化系だと思って見るとなかなか感慨深い(という分析も多いんだけど)。

実際にモーロック族は、地下の炭坑で働いていた人々がモチーフで、地上の人々はホワイトカラーというイメージなんだとか。つまり、なんだかんだと当時の世相の延長線上で考え出された“未来”なわけだ。

ゆえに世相などを考えるとかなり奥深いッス。

とはいえ、いろいろと言われているように、映画としては80万年後のモーロック族との戦闘だけが突出して、ちょっと中途半端な印象もあるけど。

それでも、ラストの「グッドスピード……」というセリフが良かった。

なにしろ、この映画は旅行ムービーなのである。
それにふさわしいラストシーンだったと思う。

 
Posted by たむじ on 2018/02/03 with ぴあ映画生活