関西で老舗高級料亭と呼ばれる店は、吉兆、なだ万、大和屋、たん熊と呼ばれる四大料亭が存在する。
実はこの老舗高級料亭の中では「一見さんや団体客と、大事なお客様には材料で区別というか差別はしている」と聞いた事があります。
冷凍イカを食材で使って赤痢菌による食中毒を起こした「なだ万」もしかり、その老舗高級料亭に位置付けされている。
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「なだ万」クラスでも輸入された冷凍イカを使うとは情けない時代になりましたね。
一流ホテルのレストランに出店して、今やライバル「吉兆」を越える外食企業となりました。
バブルの頃は、おせち料理は「なだ万」から取り寄せていましたが、古典的な料理が多かったので学芸大学にある割烹料理「すずき」に変更してしまったらミシュラン☆になってしまった。
「なだ万」は、天保元年(1830年)大阪にて創業された。
昨年、創業180年を迎えた老舗日本料理屋「なだ万」も、この食中毒で眼が覚めただろう。
日本料理には、マツタケの香りパウダーというのも存在する様で、一流とは紙一重の部分もある事は事実だと思っている。
大阪帝国ホテルの「吉兆」が、「船場吉兆偽装事件」で、吉兆と言う名を奈落の底まで転落してしまい「なだ万」へ、その場を明け渡してしまった事は有名な話だ。
「なだ万」は、日本料理店の中では中核の存在で、一流ホテルに支店を出す程の存在でもある。
「吉兆」の様な格式は無かったのだが、その存在は料亭経営に卓越したノウハウの蓄積だろう。
さて、今回の「名古屋東急ホテル」11100円の宿泊プランに「なだ万朝がゆ朝食付き」が付いていた。
今朝は生憎の雨模様で、東京まで帰らないといけませんね。
「なだ万」の店内に入るのも久しぶりですが、広い客席スペースと落ち着いた佇まいは健在だ。
窓側の席に付いて「朝がゆセット」を注文した。
昨日のおしぼりの様な臭さが全くしない、おしぼりで手を丁寧に拭いてお茶をすすった。
人工的な滝をあしらった庭園は、狭い空間を上手く演出してると思った。
暫くすると「朝がゆセット」がお膳に載って登場した。
お粥をご飯にも変更できる様に、予め作り置きしてあった料理でしょうね。
ご飯に変更しても入れ替えるだけで、おかずはそのままで食べられます。
朝から「茶わんむし」まで出るとは、恐れ入りますね。
とろろは白いご飯と一緒に食べたかったが、お粥にも合うのですね。
とても美味しかったです。
お粥用の餡が、非常に上品な味でサッパリと頂けますね。
ご飯が熱く冷まして食べる必要がありますが、口の中でトロリと崩れるお粥は美味しいです!
脇役の「シバ漬けやタラ子」「焼き魚」は、丁寧に焼き上げてありますね。
地元名古屋の「きゃらぶき」も、とてもお粥との相性がいいです!
全体的に美味しいのですが、これだけ食べると2,310円(サービス料・税金込)はチョッと高い。
これは、宿泊と朝食セット付きだったら納得できる金額だと思いますね。
夜は些か接待以外には利用はしようとは思いませんが、ランチ程度であればリーズナブルな値段設定の様なので、十分料亭の味は堪能できると思いますね!
☆名古屋東急ホテル なだ万
住所:愛知県名古屋市中区栄4-6-8 名古屋東急ホテル2F
電話:052-241-3551
営業:朝食 7:00~10:00
昼食 11:30~14:30
夕食 17:00~22:00
定休:無し
http://www.nadaman.co.jp/index2.htm
★★★☆(★5つが最高です)
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