№12
日付:1996/7/6
タイトル:罠 THE TRAP
監督・共同脚本:林海象
劇場名:シネスイッチ銀座
パンフレット:あり(\600)
評価:-

 

探偵濱マイクシリーズの第三弾にして完結編。もう全然覚えてません。1作目同様、再びシネスイッチ銀座で上映されていた。

 

2024年2月8日

WOWOWプライム(2024/1/25)放送分を鑑賞(30周年記念の4Kデジタルリマスター版)。

「俺の名前は濱マイク、本名だ」のいつもの口上で始まる本シリーズの完結編は、前2作との連続性を一部遮断し、これまで重要な役回りを演じていた佐野史郎や杉本哲太を全く別の役で登場させている。主役の永瀬正敏も一人二役で登場。

今回彼が巻き込まれるのは、サイコパスな連続女性殺人事件。被害女性がなかなか豪華な美女揃いで、かつ今回のヒロイン夏川結衣さんがお美しい。事件に巻き込まれた彼が事件解決に挑むと思いきや、犯人捜しは警察や探偵仲間が頑張る展開。ミステリー・タッチの今回は事件の真相も観る側の解釈任せで、三作中最も後味の悪い作品になってしまった。

 

横浜の場末の映画館と街を舞台にした探偵物語。30年振りの観賞となりましたが、古さを全く感じさせない映像に音楽。濱マイク≒永瀬正敏は古き懐かしき時代の黄金町の名誉市民としてこれからも輝き続ける事でしょう。

その一方で、1本の映画としての満足感がやっぱり足りない特に2作目3作目は、事件の全容が見え始める中盤以降に、腑に落ちない点や首を傾げたくなる行動や先が読める展開が待ち受けていて、観客からすると「残念な落としどころ」に落ち着いちゃう感じ。

 

12年前には松潤主演で「ラッキーセブン」なんて番組も放送されていて結構面白かった。探偵物は不滅ですね。最近はコナン君をはじめとする漫画やアニメ物ばかりですが、新たなアイコンが登場する日もそう遠くないかもです。

 

 

パンフレット

・イントロダクション

・ストーリー(濱マイクside)

・キャスト

・日本初の本格的探偵映画の誕生!!ナノダ 内藤陳(日本冒険小説協会会長)

・濱マイク関連グッズ

・永瀬正敏インタビュー

・クレジット

・人間性の深層からのマグマ 小田晋(筑波大学教授)

・キャスト

・ストーリー(ミッキーside)

・プロダクション・ノート

ペアチケット半券