№3

日付:1993/8/6

タイトル:ジュラシック・パーク | JURASSIC PARK

監督:Steven Spielberg

劇場名:新宿プラザ(閉館)

パンフレット:あり(\600)

評価:-

 

今年の午前十時の映画祭でリバイバル上映もされるようですが、公開当時とにもかくにも衝撃的だった作品。ストップモーションでもなければ着ぐるみでもなく、C.G.が絶滅した生物を文字通り生き生きとスクリーンで蘇らせた、まさにエポックメイキングな作品。これ以前のC.G.作品と言えば、「ターミネーター」の金属製サイボーグが限界でした。

 

1970年代、20代にして「激突!」「ジョーズ」と衝撃的に面白い作品を世に放ったスピルバーグ監督。80年代は「レイダース」に「E.T.」、そして90年代の代表作といえばこちらの作品。娯楽映画を撮らせたら、スピルバーグ監督はスゴイのであった。

 

2023年5月4日

WOWOWシネマ放送2017/12/31)分を観賞。

コスタリカの西120マイルに位置するヌブラル(Nublar)島にインジェン社の社長ジョン・ハモンドが築いた夢の公園。

グラント(サム・ニール)、サトラー(ローラ・ダーン)の両博士同様に、観客全員が草木を啄むブラキオサウルスを驚愕の眼差しで見上げた衝撃の映像体験も、今となっては30年前の作品。更なる進化を遂げた映像表現を見慣れた今の観客には何の目新しさもない筈。

とはいえスピルバーグ監督の手腕は極々オーソドックスに発揮されていて、ダイナソーが登場するまでのくだりは「ジョーズ」や「E.T.」を彷彿とさせるし、綿密なキャラクター設定と畳み掛けるようなピンチの連続もさすがの一言。

 

この1作でやめときゃ良かったのにと、やっぱり思ってしまいます。「ジュラシック・パーク」が3部作、更に「ジュラシック・ワールド」が3部作と計6本。私は彼が監督を務めた2作目までで観るのをやめましたが、これに限らず彼が手掛ける作品は続編が多くてお腹一杯になってしまいがち。創造主自身による類似品の多さは、オリジナルの価値を毀損するようにも思えてしまう。

 

 

 

 

 

パンフレット

・観賞記念スタンプを押そう!

・監督スティーブン・スピルバーグは語る

・イントロダクション

・ストーリー

・Welcome to "JURASSIC PARK"

・原作・脚本マイクル・クライトンは語る

・古生物学の現在と『ジュラシック・パーク』 小畠郁生(国立科学博物館)

・神をも恐れぬ企み ー恐竜再生の可能性ー 神永裕人(サイエンスライター、生物工学)

・恐竜たちに魅せられ続けて…… 松村しのぶ(ワイルドライフ・スカルプター)

・プロダクション・ノート

・キャスト

・スタッフ