№3
日付:2023/2/4
タイトル:RRR | RRR
監督・脚本:S.S. Rajamouli
劇場名:シネプレックス平塚 screen3
パンフレット:あり(\800)
評価:5

 

インド映画ついに初体験。

植民地時代のインドを舞台に、大英帝国の圧政に虐げられる民を守る為に立ち上がった2人の英傑が、友情と己の使命との板挟みにあいながらも敢然と苦難に立ち向かう物語。

非道の限りを尽くす英国と迫害されるインドの構図は、日中戦争時の日本軍を描いた中国映画と同様で、支配する側の傍若無人な振る舞いに支配される側の怒りが爆発する勧善懲悪的なストーリー展開は、極めてオーソドックスなカタルシスを味わえる。どんなに痛めつけられても、プロレスラーのようにケロッと復活して相手をなぎ倒す主人公の強さは、娯楽映画そのもの。

 

上映時間179分。本来は途中でインターミッションが入るようなのですが、日本では通しで上映。

歌や踊りがふんだんに盛り込まれているのかと思いきや、本作では作中に1回とエンディングに1回程度だった。これは控えめなのかな?。3時間もの間決して退屈はしなかったものの、巷の高評価は正直私には理解不能だった。

 

初めて韓国映画(「シュリ」)を観た時もそうでしたが、ある種のカルチャー・ショックめいたものを感じます。やはり映画(特に娯楽映画)はその国の文化そのもの。本作でも感じるインド流の様式美とお作法は、インドという国を更に理解する事でより楽しめる気がした。

 

とはいえ食同様に世界中の様々なジャンルの作品を選びたい放題の日本において、インド映画の長さと徹底した娯楽作品ぶりは、再び選択する際には少々躊躇してしまいそうです。

 

 

ナートゥダンスはもっと観たかった!

 

 

美女の定義は万国共通

 

パンフレット