№27

日付:1979/10/28

タイトル:配達されない三通の手紙

監督:野村芳太郎

劇場名:サンハクト映劇(閉館)

パンフレット:あり(\400)

評価:-

 

この手の作品に基本興味がないので、試写会じゃなかろうかとも思いましたが、そうではないらしい。作品よりも、むしろこの作品を観たサンハクト映劇の方が当時の素晴らしい劇場として思い出深いのですが、振り返ってみるとこの劇場に足を運んだのは「ロッキー2」と「ふたりでスローダンスを」の2本立てとこの作品の2回しかなかった。たしか観客が2人くらいしかいなくて、当時の最少人数での観賞だったとも記憶しています。

 

2022年11月13日

WOWOWシネマ放送(2022/11/8)分を鑑賞。

エラリー・クイーンの原作(「災厄の町」)は未読で今回の再見でもほとんど前回の記憶なし。土曜ワイド劇場的なオープニングにエンドロール。松坂慶子の素性も犯人も透けて見える展開の中、見どころは登場する俳優陣の若かりし頃のお姿でしょうか。栗原小巻さんはお美しいし、竹下景子嬢はキュートだし。一方TVの2時間ドラマの再放送でよく見かける渡瀬恒彦さんは、役どころも大して変わらない感じ。佐分利信さんはさすがの重厚感。今こんな役柄を担える重鎮って誰だろうと思いを巡らせてしまった。

 

↓のパンフレットの裏表紙には松坂慶子さんの裸体と映画のキャッチコピーが。当時は時代劇「江戸を斬る」で紫頭巾を演じて人気を博していた時期。野村監督作品も立て続けに出演し、女優としての地位を確立していった頃。この頃美人女優といえば、大原麗子さんと松坂さんが双璧だったような。「愛の水中花」を歌っていたのもこの時期ですね。劇中でもシャワー浴びていますが、今となってはなんて事のないシーン

 

「事件」「鬼畜」に続く、野村芳太郎監督が一番脂の乗った時期の作品。脚本担当は新藤兼人氏。「災厄の町」のあらすじを見ると、割と原作通りな設定もあったりしているようですが、それ以上の興味は持てませんでした。

 

 

 

パンフレット表裏

横幅のある珍しいサイズ

 

チラシ表裏

 

前売り半券

前売りまで買っていたなんて、観る気満々だった?(謎)