№12
日付:1975/ ※1975/4/5公開
タイトル:ザッツ・エンタテインメント | THAT'S ENTERTAINMENT!
監督・脚本:Jack Haley,Jr.
劇場名:ピカデリー1(閉館)
パンフレット:あり(価格不明)
評価:-
ミュージカル好きでもない(むしろ敬遠しがち)のに、何故観に行ったのだろうと今になっては思いますが、結構楽しめた印象が残っています。
西日本新聞(1975年4月4日付)より
2011年3月20日
TSUTAYA DISCASにてDVDレンタルし鑑賞。
MGM創立50周年記念作品。当初はテレビ放送用に作られた物が、MGM幹部向けの試写会で好評を博し、劇場公開の運びとなったそうです。
"OVERTURE"(序曲)と称し、オープニングで延々と静止画が続く。こんなのあったっけ?と思いつつパンフレットを読み返すと、淀川長治さんの解説にちゃんとこのくだりが書いてありました(淀川さんはアメリカで本作品を観ていて、あちらではこの時点で拍手が湧き起こったそうです) 。
ミュージカルの名作の数々の名場面と、往年の名優が出演し当時を振り返る話し振りは、当時を知らない私でも楽しめる内容だった事を再確認しました。ただ公開当時70mmだったこの作品を、DVDは4:3のサイズでしか再現してくれていない。この点はとても残念。映画館で観た方が断然楽しめる作品。
MGM全盛時に作られた豪華な屋外撮影所はすっかり荒廃し、この作品の撮影終了後に取り壊されたそうです。
そんな廃墟を往年のスター達が訪れ、当時を振り返る。ここにもこの作品の魅力が存在するような気がします。
本作品を観返して改めて感じたこと。
フレッド・アステアがすごい。
そのダンスに見惚れながら、彼の後継者と言えるのはマイケル・ジャクソンだったのでは・・・・と、そんな事まで考えてしまいました。