№32

日付:2010/10/17

タイトル:ナイト&デイ | KNIGHT AND DAY

監督:James Mangold

劇場名:シネプレックス平塚 シネマ1

パンフレット:あり(\600)

評価:★★★☆

 

予告編通りの面白さ。心優しきCIAの凄腕エージェントと、彼に見染められた(?)ちょっぴり寂しいヒロインのロマンティックなアクション・ムービー。

 

息の合った二人が繰り広げるコミカルなボケとツッコミに笑えます。アクション・シーンはオーソドックスながら、M:Iシリーズで鍛えたトムの切れの良さと、次から次に訪れる展開の早さ&バリエーションの豊富さで飽きさせない。笑顔で許せるご都合主義はC.G.過多で不死身過ぎのきらいはありますが、そこもご愛敬ご愛敬。

 

「バード・オン・ワイヤー」というメル・ギブソン&ゴールディ・ホーンの佳作がありましたが、本作品も負けず劣らず良いです。

 

「これまで古典的なジャンルに対し、創造的かつ先端的なアプローチを取ってきた監督のジェームズ・マンゴールドは、世界を舞台にしたスパイ・アクションに洒落たロマンスを混ぜ、うっとりするような魅力と面白さ満載のロマンティック・アクションを作り上げた」(プロダクションノートより)

 

「ドラマやコメディを監督してきた私にとって、大事なことの一つは『ナイト&デイ』をジェームズ・ボンド映画にしないということだった。私はこの作品を『シャレード』や『北北西に進路を取れ』のような映画にしたかった。空想的で心浮き立つ、モダンなアクション映画にね。コミカルだがリアルだと思えるキャラクターと共に世界を巡る、愉しい旅に観客を連れ出したかったんだ」(ジェームズ・マンゴールド監督)

 

主役二人の人物設定が「ハウルの動く城」のハウルとソフィーに瓜二つ。これって何かしらの古典的な設定パターンなのでしょうか?

アクションもコミカルな演技も華麗にこなすトムさんと、天然コケティッシュな魅力が眩しいキャメロンの、背丈のアンバランスさなど気にもならない名コンビ振りにキャスティングの妙を感じます。

 

鑑賞する作品に占める"ハリウッド映画率"がどんどん下がっている昨今ですが、こういう粋な映画に出会うと、やはりそこに抗う事の出来ない"That's MOVIE!"的な魅力を感じてしまいます。

 

映画の記憶・・・と記録-KNIGHT AND DAY


映画の記憶・・・と記録-KNIGHT AND DAY

 

 ↑パンフは大判なのに\600

 

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