2022年7月29日閉館。

1968年2月9日開館。エキプ・ド・シネマとして映画上映開始は1974年2月12日~。

岩波ホールに足を運んでいなくても、岩波ホールで上映されて地方に波及した作品はたくさんある。「惑星ソラリス」「家族の肖像」「木靴の樹」、、、福岡の映画館で観賞し購入したパンフレットはエキプ・ド・シネマ製だった。

 

エキプ・ド・シネマ 四つの目標
・日本では上映されることの少ない、アジア・アフリカ・中南米など欧米以外の国々の名作の紹介。(その後、女性監督による作品も積極的にとりあげるようになる)
・欧米の映画であっても、大手興行会社が取り上げない名作の上映。
・映画史上の名作であっても、何らかの理由で日本で上映されなかったもの。 またカットされ不完全なかたちで上映されたもの。
・日本映画の名作を世に出す手伝い。

上映システムとして、いくつかの原則をもって運営している。
・日本で初めて各回完全入れ替え制、定員制を実施。
・予告編上映の際に企業コマーシャルを流さない。
・予告された上映期間の途中打ち切りを行わない。
・誰でも入会できる会員制度エキプ・ド・シネマの会をつくり、会員に葉書でお知らせを行い、会員割引を設ける。(有料。随時入会受付中)

※岩波ホールHPより

 

エキプ・ド・シネマの精神はその後のミニシアターに受け継がれていて、映画ファンはその恩恵に与れている。コロナ禍でなければ最後にもう一回訪問して、この劇場が幕を閉じる理由を体感しておきたかった。

心に残る名作の数々を、ありがとうございました。

 

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劇場名:岩波ホール

住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル10F

劇場スペック:-   劇場紹介記事:こちら

最終訪問日:2016/12/28

 

まさかの初訪問!・・・・行った事なかったんだ。記憶っていい加減(2010/4/1)。

入れ替え方式の全席自由席。この日は映画の日でしたが、千円ではなく1,400円でした。

 

入場:チケット売り場は1階。全席自由で番号順に入場

飲食:不可

 

 

昔ながらの名画座の出で立ちで、座席も一昔前の跳ね上げ式の折り畳み(そんなに座り心地は悪いと感じませんでした)。そして緩やかな傾斜は、前に座高の高い客が座ろうものなら思いっきり邪魔になりそう。後ろから3列目あたりの通路脇の、前方を人の頭が遮らない席を取ったところ、ここは全く大丈夫でした。

 

2010/4/1

スクリーンは奥まっていて、かつ意外に小さく、後ろから3~5列目あたりが丁度良さそう。

 

2016/4/22

2度目の訪問のこの日、後ろから5列目でもスクリーンが遠く小さく感じた。で、座ったのがD列5番(もちろん通路脇)。うーん、、、おそらくこの一つ後ろのE列あたりがベストではないかと感じました。

 

2016/12/28

↑を参考に、E列6番に着席。・・・遠い。スクリーン小っちゃ。おまけに画面が暗い。

ここでしか観られない作品というのが、この劇場最大のキラーコンテンツなのでしょうが、そういった作品に足を運ぶ観客の裾野を広げる為にも、この劇場設備は早いうちに改善すべきではないかと思ってしまいます。 

 

映画の記憶・・・と記録-岩波ホール