№12

日付:2006/11/3

タイトル:フラガール

監督:李相日

劇場名:小田原コロナシネマワールド シネマ7

パンフレット:あり(\800)

評価:★★★★


「ALWAYS 三丁目の夕日」路線とでも申しましょうか、ハートウォーミングな人間ドラマがレトロな時代に繰り広げられることにより、その世代以降の人が観てもどこか憧れにも似た情景に引き込まれていきます。


それにしても技術の進歩は「ALWAYS~」同様、特撮バンバンの映画だけでなくこういった映画においても実に時代設定の違和感をなくすのに効果的に用いられているものだと感心してしまいました。

これまた「ALWAYS~」同様にあまりにもベタな映画の導入シーンに引き気味になるのも束の間、随所で涙が止まりませんでした。涙腺が緩む=感動作品では決してないものの、気持ちよい涙腺の緩み方ですし、悔しいけれどやられちゃうよな~って感じです。ただシーンのつなぎに流れの悪さを感じる箇所が幾つかありました。


随分しずちゃんの評判良いですが、私は松雪泰子、豊川悦司、富司純子さんといったプロの役者の際立った存在感こそが、この映画のクオリティを上げるのに一役買っていると感じます。間違いなく佳作です。サントラも買っちゃいそうです。


フラガール フラガール