4月1日に行った、奈良の東大寺から春日山原始林歩きもここからが大詰め。
整備された林道(春日奥山道路)を、ただ黙々と(一人旅^^;)歩いていると、ちょっとした分岐が。
前半のメイン的ポイントの滝への近道が。
その道だけは、見た目も歩き心地もワイルドだったなぁ。
くねくね道をダーッと下って行くと、滝の音が近づいて来て・・・、
はい、「鶯の滝」。 ホーホケキョ。 ほう結構。
実際にはこっちから先に見たのだけれど、うん。 そーですか。 なるほど。
ここから上の道へ出ると、興福寺の別院・鶯滝歓喜天への階段が。
スルーしちゃいましたよ。
だって、案内図を見るとまだ4分の1ほどしか歩いていない感じで、途中でどこかに出ようにも、そんなこと出来ない感じだから、気持ちが焦る焦る・・・。
ひたすら、「首切り地蔵」への案内に従って歩くと、大きな分岐が。
そこもまた「首切り地蔵」方面へ行くと、ラスト、ここでついに「首切り地蔵」への道か、春日山遊歩道(若草山山頂からここまでの道の続き)を行くかの判断を。
「首切り地蔵」方面へ行くと東海自然歩道「滝坂道」になっていて、色んな石仏もあるらしいのは知っていた。
だけれど、もうとにかく「首切り地蔵」への強い拒否反応があり、手前の道、遊歩道を進んだ。
しかしのちに冷静になってみると、この判断が良くなかった・・・。
案内図を見ると、こっちの遊歩道はかなりクネクネで、ってことはそれだけ歩く距離も長いワケで。
それも、相変わらず同じような景色が続くワケで。 もう、精神的に限界!?
一方、首切り地蔵からの「滝坂道」はほぼ真っすぐ。 見どころもあるし。
当初はそっちを歩く予定だったのに、あー、なぜもっとよく考えなかったのか・・・。
あっ! そうなんだ!!
あれだけ「首切り地蔵」、「首切り地蔵」と案内表示が繰り返されていたんだから、それに従えば良かったんだ・・・。
折角のお地蔵様のお導きだったのに、それをアタクシは無下にしたワケだ。
あぁ、お地蔵様~! オンカカカビサンマエイソワカ~(もう遅い)。
延々と歩く最終段階。 いや、まだ残り4分の1くらいあったかも?
おっと、唯一の見どころ(?)、妙見宮。 もち、スルー。
そして更に、ひたすら歩く!
と、あー、やっと民家っぽい建物の屋根が見えてホッとしたワ。
春日山遊歩道の南の入口(出口)に到着!
若草山の山頂からここまで、時間的にはそんなにかかっていないと思うけれど、道や景色に変化が無いから、実際より長~く感じた。
何しろ、ただひたすら整備された林道を歩くのみ、だったし。
面白さで言ったら、断然 春日井三山や各務原とかの山のほうがゴニョゴニョゴニョ・・・(笑);
ま、アタクシにありがちの、自分で勝手に期待して「思ったのと違う」とか言っちゃうパターンでしたワ、今回は。
でもでも、世界遺産の遊歩道でありながら、歩いている人が余りいなかったというのも、なんかその「答え」かな、と。
あ、ちなみに歩いている人も少なかったけれど、奥山道路でも車は1台も通らなかった。
そして、鹿すら1頭も見かけなかったワ。 チャンチャン。
このあともまだ、奈良公園を徘徊した~。