続きを書きます。
これは一年前の過去の記録です。
私は新サーバーでのプレイが楽しいので、そっちの方に来ないかと90サーバーの人たちを誘ったのです。すると、何人か来てくれました。
新サーバーでは、所属している国をトップにしたくて仲間の育成指導していました。結局強くなるにはプレイヤー同士のコミュニケーションが必要で、わからなかったらすぐ訊く、チャットを怖がらないことを伝えました。
気さくに話しかけていたこともあり、チャットが苦手な人もすぐに打ち解けました。
私の所属する国は最強になりました。チャットでは、育成方法や戦いの戦略を教えたりするなどの他、中国史の知識やどんな中国ドラマ、漫画がおススメなのか、他にも実生活の悩み相談を受けたりとかそんなことまで話していて盛り上がりました。
同国のプレイヤーの人たちにはかなり慕われ、敵国のプレイヤーともチャットして和気藹々とすごしていましたが、この頃はもう私は自身の承認欲求を満たせてインチキ自己肯定していたのだろうと思います。
張り切って、初心者用の攻略資料を作成し配布してしまう始末で。皆感謝してくれるのでそれでインチキ自己肯定していました。
この時、まだ本格的に課金をしていたわけではなかったのですが、明らかにゲームに情を入れてしまっていました。この頃、ブログの更新が全然できていませんでした。その理由は一目瞭然、ゲームに没頭していたからブログの更新も二の次だったのです。ブログ更新の印象まで悪神に書き換えられていて、ブログを書く気にもなれなかったのです。
このゲームに限らず、ソシャゲはやり出したらかなり時間拘束されてしまいます。時間ごとにイベント、クエスト、限定ガチャ、アイテムの競売、サーバー間の戦争とかいろいろあってクリアすると、何かしらの報酬が得られる仕組みです。
リアルの時間を犠牲にしてでもやろうとしちゃうんですよね。
連続ログインすると金貨やアイテムもらえたりとか…。
仲良かったプレイヤーの方が言っていたのです。「脳内麻薬が出る」と。
はい、その通りです。
運営会社は脳内麻薬を使って金儲けしていたのです。うまーく課金へ誘導してきます。
広告もこんなのが多いですね。
ソシャゲの広告、ターゲットの違いについて気付くこと pic.twitter.com/4LwKzEDQVe
— 櫻日和鮎実🎀新刊発売中 (@ayuneo) May 9, 2017
こんなあからさまなのには釣られませんでしたが、歴史好きのところをいとも簡単に突かれてしまいましたね。広告は3秒あれば洗脳できるらしいです。
私はゲームに私自身の善意さえも利用されてしまいました。皆にゲームを楽しんでもらいたいと思いが、課金者を増やしていたのです。そこまで頭が回りませんでした。
私はひどいことをしていました。
しまいに私は、他の人と被ることが嫌で前線は他の人に任せ、自分だけのオリジナルのパーティー編成をして遊びしたいと思うようになりました。他のどのプレーヤーも持っていないレアアイテムだったり、神獣を1体だけ欲しくて差別化したかったのです。自分だけの色を出したくて。
こんな面白いことするのはあなたくらいだと言われたくて。承認欲求ですね。
そんな私の思考パターン行動パターンすらも、全て運営会社の手のうちでした。私はついに課金に手を出してしまいました。正直、重課金者みたいにバンバン課金するつもりはなく、70万課金した人に「それだったら新車買う方にまわします」と言っていたくらいだったのですが、一度課金してしまうと味を占めてしまって、チョコチョコ課金したくなっちゃうんですよね…これ…。無課金だといろいろ不便なのです。
以前に私は弟にカードを使われ、10万パズドラで課金された苦い経験があったのですが、課金中毒ってこんなにも恐ろしいのだなと思い知りました。
こんなのもありました。
恐ろしいです。
幸い大事には至らず、重課金者にならずに済んだのでお金は大丈夫だったのですが、私は情を入れてしまったのでその瞬間に能力を失ったのです。
ゲーム課金者を増やしてしまったこと、プレイしている仲間との会話が楽しくて辞めるのに罪悪感を感じてしまうこと、重要なポストになってしまったので私がいないと場が荒れないか心配とか…全てゲームに情を入れているからこそ起きたことだったのです。
そこからすごく反省して、這い上がろうと決意しました。
ゲームは引退しました。
正直言うと、引退してから毎日がつらくて泣きました。時間拘束が激しかったゲームです。データは全て消したのに、この時間になるとこんなイベントがあってアクセスしなきゃとか、頭の中は覚えているものです。体が勝手に動くのです。
しかも、プレイヤーの名前を連想させるようなものが目に入ると罪悪感に襲われ泣けてくるのです。ここまで乗っ取られてしまうのかと思うとつらくて仕方がありませんでした。
麻薬中毒者のリバビリってこんな感じなのでしょうか。
約一年がたって、あの人たちはどうしているのだろう引退しただろうか…それともまだ続けているのだろうか…?
確認してみます。
て〇て〇さん
ス〇イスさん
ち〇ん〇ゅんさん
デ〇エ〇さん
こ〇ぎさん
ア〇さん
お〇めさん
やっぱりね…
彼らには一日でも早くソシャゲの危険性に気づき、この雁字搦めの世界から脱出して、本当の意味でリアルの世界で充実した生活を送ってほしいですね。
このゲームをやって得たもの…実はあります。
PCのタイピング速度が大きく向上しました。ドライアイになるのが嫌なので、基本ブラインドタッチはしないのですが、それでもかなり上がりました。
どうやらチャットで相当鍛えられたようです。プレイヤーは皆タイピング速度早かったです。小学生の男の子、お爺ちゃんでもです。
臨機応変の作業のようなものですからね。
それから、承認欲求の強い人の思考パターンのデータが取れたことです。ソシャゲをやっている人は、男女関係なく皆承認欲求強かったですね。
かといって、もうソシャゲなんて懲り懲りなので、
二度とこの世界には関わりたくないです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
脳内麻薬が消失した2023年4月7日よりオンラインサービスを開始しました。
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