女性の心の根底に巣くう依存心について続きを書きます。

男性も他人事ではありませんのでスルーしないようにお願い致します。

 

前回の記事はこちらです。

 

 

女性の依存心を餌にした商売はいくらでもあります。

長い歴史を経ても、女性の依存心の向かう先は外側の絶対的な力のように見えているものです。ピンチになったときにいつも騙されてしまうのは女性。

 

 

 

「毒に侵された韓国2」にも書いていますが、韓国にキリスト教が入ってきたとき女性に圧倒的に受けました。その理由は韓国は新儒教朱子学の影響を強く受けており、女性の地位が低く抑圧されていたからです。李氏朝鮮、中国の清王朝の時代では夫に先立たれた場合、女性は子どもがいなかったら死を選ばなくてはなりませんでした。これを殉節といいます。

男性に依存しなくては生きていけないというのを作ってしまったんですね。

 

宗教というのは「神に選ばれたのだから私は救われる」という究極のインチキ自己肯定です。インチキ自己肯定につながるものは全て宗教と同じです。

日本は、奈良時代までは女性も強かったのですが、それでも男社会。そこから江戸時代になり男尊女卑が明確になりました。男尊女卑根深いですね。

ですが、男に頼らないと生きていけないというのはもう時代遅れの考え方です。

 

コレット・ダウリング著『シンデレラ・コンプレックス』から引用します。

 

いくつかの研究によれば、女の子は――とりわけ利発な女の子は自信という面で深刻な問題をかかえている。彼女たちは一貫して自己の能力を過小評価する。さまざまな課題について―――初めて挑むものも経験ずみのものもふくめ自分がどれくらいうまくできると思うかと問うと、女の子は男の子よりも低い評価を出し、また通例、実際の出来をも過小評価する。しかも、ある調査によれば、知的課題においては、利発な女の子ほど自分がうまくできそうにないと予想する。頭のよくない女の子のほうが、利発な女の子よりは高い予想を立てる。

 

自信のなさは多くの女の子の患う病であり、これに関連する幾多の問題へとつながる。女の子は暗示にかかりやすく、誰かの反対にあうと、自分の知覚的判断を取り消す傾向がある。自分自身に低い基準を設ける。男の子は困難な課題に意欲をかきたてられるが、女の子はそれを避けようとする。学齢前ですら、男の子のほうがより大きな意気込み、より大きな自信を示し、IQも上昇傾向にある場合が多い。

 

六歳までには、自立心形成の見込みが占われると同時に、知能の発達の見込みが占われる。この年齢になれば予想図はすでに浮かびあがる。年々IQがあがっていくはずの六歳児は、すでに競争力があり、主張がはっきりし、自立し、他の子供たちに対して力をもつような子供だと、エリナー・マコビィはいう。IQが年々下がっていくことになる六歳児は、受動的で、内気で、依存している。「この調査結果から」と、マコビィは明言する。「IQがあがっていく子供の特性は、あまり女らしいとは思われない」

 

女の子においては、これがみな過度の「所属欲求」の形成と関係し、この欲求はすなわち、何よりも関係を体験したいという欲求である。もし自分の無能力を感じたとすれば、この幼い女の子が一番身近な「他者」に駆け寄ってしがみついても不思議ではない。

女の子を他者からの過度の支持を必要とするおとなに至らしめる発達経緯を、ローアス・ホフマンはつぎのように描写する。

その幼い女の子は、(a)自立をさほど促されることがなく、(b)親から厚く保護され、(b)「母親」と分離したアイデンティティ確立を迫る認知的および社会的圧力が少なく、さらに(d)この分離の重要部分を成す母子葛藤がないため、自己の環境の自立的探究に本気にならない。

この結果、環境に対処する技能も、その能力への信頼も育てていくことがない。自己の問題を解決するのに、いつまでもおとなに依存し、このためおとなとの情緒的絆を必要とするのである。

 

このように、過剰依存の問題は女児がおとなになってもつきまとう。にもかかわらず、制約と過剰保護の幼児期を、女は一般に気づかずにいる。彼女たちは、子供のときに自立の努力を封じられたとは思っていない―――だから依存問題が突然頭をもたげて、おとなである彼女たちを苦しめるとき、ただ唖然とするばかりなのだ。

【中略】

 

幼い女の子の訓練における決定的な行動締めあげ器は、過剰な手助けである――親がつい飛び込んでいって、娘が実際には助けを必要としないときや、つまずいて自己修正を学ぶべきときに、手を貸してしまう(自己修正は、自信や自尊心の形成に欠くべからざるプロセスである)。幼い娘は自己修正の機会を与えられない。彼女たちはつまみあげられ、埃を払われ、またもとどおり置かれぐるぐる回転させられる。まるで持主の意のままに踊ったり力が抜けたりする、回転バレリーナ人形のように。

「過剰な手助け」がなぜそれほど破滅的なのか?「学習は挫折に耐える能力を必要とするからだ」とローアス・ホフマンは説明する。「親が、それ助けろとばかりにすばやく反応すると、子供にそのような忍耐力が育たない」

「自立とは、自分ひとりでやり遂げられる、自己の能力に頼ることができる、自己の判断を信頼できる、そういったことを学んだ結果、生まれるものである」と、ジュディス・バードウィックは「女性心理」で述べている。他者の助けがあるときのみ達成できるという観念を、女の子は一貫して強化される。そしてついには、人生の難問に独力では立ち向かえないという考えを内在化させるに至る。

子育ての男女差別が原因で、女性は依存心が作られ、承認欲求を原動力にしてしまう傾向が見られます。そして自立心が育たないからこそ女性の方が自信が持てません。波動体感講座を受講するにあたって、ゴール設定が必須となりましたが、女性が抽象度の高いゴールを設定することに苦戦する原因が自立心を育てるまともな子育てを受けていないからです。

自己受容は男女どちらがしやすいかといえば、やはり男性です。でもそのことで男性はインチキ自己肯定しないでください。

 

最近では、高学歴の女性も増えてきましたが、そのような女性ほど自信が持てない傾向なのは、高学歴になることが親に対する承認欲求を原動力にして成し得た実績であり、インチキ自己肯定なのです。そこはよく見ておかないといけませんね。

あくまでも傾向なので一概に言えない部分もあるのですが、あまり親が干渉しないで育てられた女性の場合は、学歴高かろうが低かろうが自立心が育っているので自己受容しやすいのだと思います。

 

未だ世間的には、女性の高学歴は印象が悪い傾向です。大学も国立とか早慶とか偏差値の高い大学を目指さなくても、女の子だから短大でいいとか地元の私大でいいとかそういうふうに親が決めてしまうことも少なくないです。

これは「女の方が男より優秀なのは女らしくない」という洗脳もありますね。

 

女性は本当に女らしさというものに縛られて身動きが取れなくなっていますね。この女らしさの洗脳って結局、男性が女性より優位に立つために作られたものに過ぎないのです。

概念ですよ概念。

 

次のような洗脳がないでしょうか。少し一例をあげます。


成功する女は女らしくない
外で働く女は女らしくない
仕事を優先する女は女らしくない
自分を優先する女は女らしくない
自由に行動する女は女らしくない
一人で行動する女は女らしくない
危険をおかす女は女らしくない
理屈っぽい女は女らしくない
賢い女は女らしくない
強い女は女らしくない
たくましい女は女らしくない
男勝りな女は女らしくない
勝気な女は女らしくない
強気にでる女は女らしくない
強情な女は女らしくない
生意気な女は女らしくない
意見する女は女らしくない
自己主張する女は女らしくない
我を通する女は女らしくない
頑固な女は女らしくない
でしゃばる女は女らしくない
前に出る女は女らしくない
目立つ女は女らしくない
優れる女は女らしくない
独立する女は女らしくない
自立する女は女らしくない
戦う女は女らしくない
上に立とうとする女は女らしくない
偉い女は女らしくない
出世する女は女らしくない

稼ぐ女は女らしくない

 

一例だけで、更に強迫観念、二元論、自己卑下と展開することもでき、そうすると100個以上の洗脳にまで膨れ上がってしまいます。とてつもないですね。

あっ、洗脳の一例挙げているからといって、これをそのままヒーラーにメンタルブロック解除依頼しても無駄ですからね。潜在意識が破壊されたヒーラーに依頼して金が無駄になるだけなんで。

 

ちょっと試していただきたいことがあります。上に挙げた一例をメモ帳などにコピペしていただき「女は女らしくない」の部分をそのまま「女性が増える」に変換してみてください。

そしてそれを読み上げてください。

 

その時、抵抗が多ければ多いほど、男尊女卑洗脳にやられています。

男性で抵抗がある人の場合は、自分が優位に立てなくて都合が悪くなるから抵抗が出ます。これは競走という二元論で考えてしまうためです。

自立した女性が増えたら男としての存在意義がなくなってしまうと思ってしまうのだとしたら、それすらも男尊女卑洗脳の内側にいます。

女性で抵抗がある人の場合は自立することの恐怖がとにかくあります。

 

 

男尊女卑のせいであちらこちらでねじれ現象が起きています。LGBTは絶対に認めませんが、この根深い男尊女卑洗脳は剥がして綺麗にすべきでしょうね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

脳内麻薬が消失した2023年4月7日よりオンラインサービスを開始しました。

速読サブリミナルが大好評となっています!人生を変えるための第一歩を踏み出しましょう!