引き続き、女性の心の根底に巣くう依存心についてです。

だからと言って、男性も他人事ではありませんのでスルーしないようにお願い致します。

 

前回の記事はこちらです。

 

 

女性の依存心が作られる原因は、母親が妊娠し性別が判明した時点で決まっていたのです。その母親もまた、「女は弱いから守られなければならない」という洗脳を親から受け継いで育てられてきたからです。

 

 

コレット・ダウリング著『シンデレラ・コンプレックス』から引用します。

 

 

おとなになるにつれ、女の子は人を頼みとする度合いが高まっていく。性発達の一種の金縛り的状況のなかで、女児がその進んだ知覚と認識能力を働かせるのは、「母親」からの分離のプロセスを進めるためでもなく、習得そのものの満足にひたろうとするためでもなく(何かを習得するのは、多くの場合、認めてもらいたいがためである)、よりいっそうの自立を追求するためでもなく、ただおとなの要求を感知し、それに先回りして応えるためなのだ―――そしておとなに従うためなのである。

 

バードウィックとダウヴァンは、女の子のかかえる問題が、一部は幼年期のストレスの不足から生じると考える。女の子の行動は総じて最初からおとなの要望にかなったものなので(通常、彼女たちは噛みついたり、血を流したり、人前で性器をいじったりはしない)、娘は成長の途中で何かに挑戦するといった必要は何ひとつなく、ごくあたりまえにしていればすむ―言語や知覚能力にすぐれ、攻撃的でなく、自分の依存している者から自分が何を求められているかの読みに、素晴しくたけているのだから。

おとなはおとなで、女の子の本能的行動に干渉や妨害はしない――自立への手探りを除いては。この手探りをおとなは組織的に邪魔する―小さな娘たちが手を伸ばして一か八かやってみようとするなど、命が危ういといわんばかりに。

 

子どもが女の子だった瞬間に子育ての対応が真逆になってしまいます。

そうしたなかで正しいと思ってやっている子育てそのものが、女性の依存心を強めました。女の子の行動が大人の要望にかなっているということは、大人たちの思い通りになっているということなので、大人たちはそれで安心するのです。

何故でしょう?

それは、両親たちが自己受容できていなくてインチキ自己肯定している毒親だからであり、自分の思い通りになることを良しとしているからなのです。

つまり、思い通りになることでインチキ自己肯定しています。

思い通りに動いてくれてば「いい子だね」と褒めたりもするでしょう。

それが愛情だとも誤解しています。褒めれば伸びるとよく言われますが、褒める側が自己受容できていないのなら何の意味もないのです。結局インチキ自己肯定して気分がいいから子どもを褒めているだけにすぎません。

 

しかも、子どもの方は子どもの方でそれで承認欲求を満たしてしまうわけで、承認欲求を原動力に動いてしまいます。

 

そうしたなかで女の子は両親たちの要求を敏感に先読みし、それに先回りして応えようとしてしまうのです。よく、女性は察する能力に長けていると言われますし、私の行動をを先読みして動いてほしいと女性が男性に高い要求を出してしまうのもこれのせいだと思います。

 

女性は早くも承認欲求を原動力に生きてきた。それが尾を引いているのだと言えますね。相手の要求を察知してご機嫌取りと引き換えに相手からの保護を得る。もうこの時点で共依存関係を作ってしまいますね。

 

ですから、女だから男だからという理由で子育てを区別してはいけませんね。それを理解してまともな子育てができている人はほとんどいません。

女性も、男性と同じような生き方を学び今までの在り方から一新しないとダメだということです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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