前回の続きになります。

 

 

神聖ローマ帝国の原点はカール大帝でした。

カール大帝のフランク王国は現在のフランス・ドイツ・イタリアの原点でもあります。元は一つの国でした。

 

 

800年にフランク王カールはローマ教皇レオ3世の救援要請に応えて異民族を撃退し、聖ピエトロ大聖堂にて、ローマ皇帝の冠を受けました。

 

 

これは単にフランク王だったカールが、名前だけのローマ皇帝にも即位しただけにすぎず、西ヨーロッパの大半が久しぶりに統一され、 さらに皇帝に即位したことで、まるで西ローマ帝国が復活したようだ、とみなされるようになっただけの話です。元ネタからして実は大したことないです。

カール大帝のカロリング朝は実は簒奪王朝です。カール大帝は、カロリング朝2代目になりますが、その父親ピピン3世はカロリング王朝の前王朝メロヴィング朝の宮宰のピピン一族が乗っ取って築いた王朝です。

例えば三国志で言うと、蜀の皇帝劉備の死後、宰相の諸葛亮孔明が国を乗っ取って即位したようなものと言えばわかりやすいかもしれません。

 

フランク王国メロヴィング朝というのはユーラシアの西で481年にクローヴィス1世が建国した王朝です。

 

 

しかし、クローヴィス1世の死後7世紀になるまで分裂・統一を繰り返し安定しませんでした。そのような情勢から宮宰のピピン一族が実権を掌握しました。

そして、カール大帝の父王ピピン3世ですが、ちょうどその頃北イタリアで、ランゴバルト族がラヴェンナにあったローマ帝国の総督府を攻撃して占領しました。

そこにローマ教皇がピピン3世にカロリング朝を認めるのでランゴバルト族を追い払ってほしいと要請しました。

ピピン3世は、簒奪王朝のイメージを塗り替えるためにローマ教皇の宗教的権威を利用しました。そしてランゴバルト族を追い出すことに成功します。戦いに勝ったピピン3世は占領した土地の一部をローマ教皇庁に寄進しました。こうしてカロリング朝は初代からローマ教皇と親密になっていたというわけなんです。

 

そのフランク王国がカール大帝の死後分裂し、東フランク王国の王オットー1世がマジャール人を撃退したことでローマ教皇からローマ皇帝の冠を受けたということです。これが962年神聖ローマ帝国の誕生です。

 

 

そういう流れのため原点はカール大帝ということになります。

 

カール大帝は中世ヨーロッパの君主誰もが憧れた人物でした。

ヨーロッパの君主名を見ていただきたいのですが、各国の言語によって呼び方が異なります。聞いたことあるのではないでしょうか。

 

シャルル(フランス語)
カール(ドイツ語)
カルロス(スペイン語)
カルロ(イタリア語)
チャールズ(英語)

 

ちなみにフランス語のシャルルのみ、2022年12月22日時点で脳内麻薬が出ます。フランス語なので。

イングランドはチャールズということで2023年5月3日、イギリスにおいてチャールズ国王の戴冠式が行われたかと思います。

 

 

式典はやはりキリスト教色の強いものとなりました。特に国王に聖油をそそぐ塗油の儀式です。英語でHoly oilなんですけど、もちろんこんなのはインチキです。

塗油の儀式は神聖でも何でもありません。ただの思い込みによる妄想です。

くれぐれもHolyという言葉に騙されてはいけません。

聖油…こりゃひどい…

 

塗油の儀式では、植物性油と動物性油が使われています。植物性油は精油です。精油は旧約聖書と新約聖書に載っているんですよね。聖書はインチキ自己肯定本です。しかも一神教は植物・動物を支配としか見ていなくて、植物を乱暴に扱いインチキ自己肯定のために利用したのです。

 

 

キリスト教において塗油は、神からの祝福を意味しました。

 

はい、アウトです。

 

つまり、油をそそがれた者とは、神からの祝福を受けた、選ばれた者を意味しました。インチキな神から受けたインチキ自己肯定って馬鹿馬鹿しい…。

百瀬さんの動画でチャールズ国王の戴冠式の話題が上がっていますが、最初から見ていただくとカロリング王朝の始まりの理解が深まります。私が冒頭に書いてあることと大体同じですが、より詳しいです。途中で塗油の儀式のことを解説しています。

 

 

大事なところを文字起こしします。14:26~から起こしました。

 

751年、ここで国王に即位しちゃいます。
いや、みんな集まれソワソンにこう集めるんですよ。ソワソンっていう地域にこう集めてですね、フランクの皆の衆総会を開くから集まりたまえと。
このザカリアス(ローマ教皇)からお墨付きをいただいたと、今この国の現状を見てみよう。もう正常な権力として機能していない、そういう人が居続けるよりも、ちゃんとした権力にあるものが国のトップに立つべきだ。
それは本当その通りだよなーっつてね、ここでこうやっちゃうんですねカロリング朝ここからスタートします。ただ皆さん、それが本当に通じるんですか。
そんなことが神と人間の間にはね、こう大きな壁があるというのと同時にね、国のナンバーワンとナンバー2の間にもしっかりとした壁がありますよ。どうするんですか?それ。ナンバー2にまで普通の人が上り詰めることあっても、ナンバーワンに行くってことは並大抵のことじゃないんですよね。それを可能にするのは神の力ってことになりますよ。
神の力をいただきます。ということで今日出てくるのが塗油の儀式
さぁ、これいきますか。今日もなんかいや来たな。塗油の儀式きたな、これ。

読んで字のごとく、油を塗る儀式なんですね油塗り塗り儀式です。
油どんな油なんだろうな。ね、もう想像をかきたてますよね。
どうやら起源はですね、この旧約聖書にあるらしいですよ。
求めることができるらしいんですね。旧約聖書に求めることができて西ゴート王国の王様なんかもこういうことをやった例があると必死でこうね、見たんでしょう。過去を遡って神の力を頂くような儀式をね、調べたでしょうね。塗油の儀式がありますということでね、油をツーっとやると。これを大司教ボニファティウス、大司教ボニファティウスという人がいてですね、まぁ、その人ちょっと昔から縁がある人なんですけど、あのボニファティウスにやってもらうんですね。こうやってもらう油を塗るってどういう状況ですかね。
私なりに言うとそうですね、
アロマオイル。アロマオイルセレモニー。
塗油の儀式、ちょっと難しくないですか言い方が。塗油の儀式なったってね、アロマオイルセレモニーですよ。
もうだいぶ噛んじゃった。私ね、結構噛むタイプなんでね、そこはもう許してください。

アロマオイルセレモニー。これでいきましょう、今日は。

このピピン3世がですね、即位の時にこの塗油の儀式を組み込んでいったのが後々こうね、もう鉄板になってきます。定番化してきますから。ここだったんか。ピピン3世と言ったらピピンの寄進が一番有名なんですけど、塗油の儀式でもいいかもしれないね。
「油塗り塗りピピン3世」でもいいかもしれない。油塗り塗りピピン3世ね…。

 

 

アロマオイルセレモニー…この時点で完全アウトでしょう。塗油の儀式精油使ってますし、アロマオイルだからアロマテラピーももちろんダメです。

 

極めつけは、

 

油塗り塗りピピン3世

 

ダサッ!!

 

 

つまり、こういうことですよ。まず、ピピン3世です。

 

 

続いてカール大帝。

 

 

本当は、イングランドもフランスもスペインも神聖ローマ帝国も君主全員載せたいけど、スペースの関係で割愛します。

なので、フランスのヴァロワ朝、変態王シャルル7世からです。

 

 

 

何これ、茶番じゃないの。馬鹿馬鹿しいよ。

 

油塗ってインチキ自己肯定。こんなの歴代の王たちは真顔でやっていたとか、何それ。

 

 

百瀬さんの動画、チャールズ国王の戴冠式の話題は24:17~です

 

油塗り塗りの現場は茶番のおままごとなんでわざわざ透視してまで見る価値って一体…

 

 

文字起こしします。

チャールズ国王はですね、結構その油に対する関心をお持ちであって、今までこういう油ってのはね、そのマッコウクジラとかそのこの動物系のこうジャコウネコっつったかな。そういうまあ動物系の油を使っていたこともあったらしいんですけど、それはやめてくれと。

もう全部植物性のアニマルフリーでいきましょうってそんな話も載ってましたよ。面白いですよね。アニマルフリーの今時この油が精製されるんですねこの時代のピピン3世の時代の油どうだったかなぁ。
私昔ね、あのドーナツ屋さん某ドーナツ屋さんでアルバイトしたことありましてね、結構油がねその時黒かったんですよ。衝撃受けちゃってね、油って黒かったっけ。ああいう油じゃないことを祈る(祈るは邪気発生源)。

まぁ、もうかなり前の話ですからね、もう環境改善もそれぞれされてきたとは思いますけど、この時代の油ってどんなだったかなと。アロマオイルセレモニーね、話をさせていただきました。
さぁ、ちょっと話戻していきましょう。今日もね、
油塗り塗りでこうエンジンかかってきたところで、さぁ行くぞこういうことなんですね。国王になりましたから…。

 

 

動物性の油とか酸化したら臭そうですね。当時の油の保存状況ヤバそうな感じがします。

 

そして一ヶ月前のイギリスの戴冠式…。

 

 

チャールズ国王ェ…

アニマルフリーの植物性油だからいいとか騙されてはいけません。100%アロマオイルセレモニー断言しているわけで精油は邪気です。

塗油の儀式は油塗り塗りのインチキ自己肯定茶番劇であり、植物を虐める行為になります。

 

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