珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
悪霊島  1981年(昭和56年)



 岡山県下津井港でも、時代を象徴するかのように、石油コンビナートが林立し、たれ流し公害のために、海は汚れ、魚は奇形と化していた。その汚れた海に、仮死状態の男が漂っていた。瞬時、息を吹き返した男は、謎めいた言葉を残して逝った。

 「あの島には悪霊がとりついている・・・・・悪霊が・・・・・鵺(ぬえ)の鳴く夜は気をつけろ・・・」

 別件で岡山を訪れていた金田一耕助は、旧友の磯川警部と再会。謎の言葉を残して逝った男が、別件で探していた人物らしいと知らされる・・・。


 本作は公開時に映画観で観ました。当時11歳。やはり内容など理解できるはずがありません。しかもその当時は、金田一耕助に扮した鹿賀丈史という俳優を知らなかったものですから、写真を見て西城秀樹が金田一を演じるのか?と思ったことはよく覚えています。

 映画の出来は、はっきり言って全然だと思いますが、鹿賀金田一は非常に良かったと思います。私的に鹿賀丈史は石坂浩二に次いで2番目に好きな金田一耕助役者です。石坂金田一はもじゃもじゃ頭でしたが、鹿賀金田一は見事なアフロ。これがすごく似合っていて、独特の鹿賀丈史ワールドを見せてくれました。


 あと、TV放映された時のことが忘れられません。とにかくやたらCMが多く、約3分に1回CMが入ってたと思う位とんでもない放送でした。本編始まって少ししたらCMに突入の繰り返しで、観てて笑うしかなかったです。

 本作に使用されているビートルズの挿入歌は、莫大な費用を払い版権を買って使用したらしいのです。現在発売されているDVDは、ビートルズではなく変なカバー曲に差し替えられています。しかし、TVで放送されたものや、以前販売されていたビデオテープには、映画と同じビートルズの曲が使われております。ビデオテープは現在プレミア価格になっていて、前にヤフオクで見たときの価格は、6万~7万円くらいの値で落札されていました。あのCMだらけのTV放送を録画してたらよかったなぁと後悔しています。



珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・

珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 鹿賀丈史


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 石橋蓮司         岩下志麻


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 古尾谷雅人


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 岸本加世子


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 中尾 彬


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 佐分利 信


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
                   伊丹十三


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 室田日出男


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
                    多々良 純


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・



 いつもブログやコメントでお世話になっているジョンポール山田さん の本作記事『悪霊島』 を是非読んでください。また、石坂金田一シリーズや他の映画についても素晴らしい記事をいっぱい書かれていますので、映画ファンならずとも必読のブログですよニコニコ


 ジョンポール山田さん パーニコニコ 勝手にリンク貼らせてもらいましたm(_ _)m

 またお邪魔しますね音譜