珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
犬が西向きゃ尾は東

伊集院 静  2000年(平成12年)



 「夢は枯野を 競輪躁鬱旅行」「静と理恵子の血みどろ絵日誌」 に次いで、またまた伊集院静さんの本を紹介します。

 本書はアサヒ芸能1994年1月20日号から同年12月29日号まで連載されたエッセイ「犬が西向きゃ尾は東」をまとめて文庫化したものです。伊集院さんの本を探す時は、いつもハードカバーのところばかり探してたのですが、別の本を探すため文庫コーナーへ行ったとき何気に伊集院さんのところを見たら「犬が西向きゃ尾は東」?何だこの本は?と思って手を伸ばしてみると、なんと大好きなギャンブルエッセイではありませんか!しかも100円。

 迷わず買って帰り、またしても一気に読んでしまいました。普通はハードカバーで出版し、しばらくして文庫化されるのに、本書はいきなり文庫で出たみたいなので本の存在に全く気づかずにいました。


 内容は相変わらず、酒に博打に時々仕事!伊集院さんは最高の無頼です。読むたびにファン度が増していきます。

 しかしファンといっても、伊集院さんが直木賞他を受賞した素晴らしい純文学は一切読んでいないという大ファンであります!



珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・