仏壇に祈ること | 夫が借金残して倒れた日から

夫が借金残して倒れた日から

2021年2月、夫は借金を残したまま倒れ、寝たきりとなってしまいました。その後高度障害認定により借金完済。そして2022年6月永眠。いろいろな思いや、生活のこと、お金のこと。忘備録を綴ります



我が家には、私の両親とご先祖を祀る仏壇があります。

私は一人っ子なので
私が供養を行なっています。

家に私の実家の仏壇やご位牌を置くことに
夫は当たり前のこととして受け入れてくれました。

夫はお墓参りや仏事を丁寧に行う人で
神社やお寺も好きで、2人でお詣りに行くこともよくありました。


私が仏壇に毎朝手を合わせるときに祈ることは

「いつも見守ってくださってありがとうございます」
「家族が今日も何事もなく過ごせますように」

毎日それを祈っていました


夫が倒れたあの日も
私は仏壇にそう言いながら手を合わせました


それなのに…です


あの日から
私は神仏を信じなくなりました

あれだけ
お墓参りやお詣りを大事にしていた夫でさえ
こんなことになるなんて

夫が望まないこんな状態になるなんて


私は、しばらく仏壇にお線香をあげるだけで
なにも祈りませんでした

もう家族を守ってなんて
祈る気は起こりませんでした


今は

仏壇に手を合わせる時
「どうか成仏してね」と心で声をかけます

私が行っているのは供養なのだから
それがいいかなと思っています

いつか、私の実家の仏壇やお墓を
終う役目が残っています

あと10年

私が65歳くらいになって
考えようかなと思います


けれど思うのです

10年後、私がこの世にいる保証はどこにもない

夫のことがあってから
ほんとうに先のことはわからないと思っています

当然のように先のことをスケジューリングしていましたが

それは遠い未来ではなく
ほんの数ヶ月先のこと、来週のこと

明日のこと



夫も、スケジューリングしていたことでしょう



倒れた日の翌週の仕事の予定が

ノートに書いてありました



普通に来週が、明日が

来る予定だったのに


あの日から

夫はそのスケジュールをこなすことができなくなりました


夫も、まさか

と思っているでしょう




明日が普通に来るのは
当然のことではないのですね