障害者手帳の話 | 夫が借金残して倒れた日から

夫が借金残して倒れた日から

2021年2月、夫は借金を残したまま倒れ、寝たきりとなってしまいました。その後高度障害認定により借金完済。そして2022年6月永眠。いろいろな思いや、生活のこと、お金のこと。忘備録を綴ります


ソーシャルワーカーさんから
障害者手帳の話があった


発症から半年が経ち
そろそろ障害者手帳の申請ができます、とのこと

この手帳は持っておいていいことしかありませんからぜひ!という

医療費が減額になったり減税にもなるという
詳しく説明をしてもらい

早速、役所に行き
申請の手続きを行う

まずは専用の診断書をもらい
病院に提出

診断書料7700円は痛かったけれど
必要経費なので仕方ない

診断書は
身体状態の細かい記載が必要で少し時間がかかるという

私が知らなかった手帳について教えてくださった
この病院のソーシャルワーカーSさん

Sさんは、最初の転院の説明からとても好感が持てた

急性期病院のワーカーさんに
少しメンタルやられていたせいで
あまりソーシャルワーカーさんに期待は持たないようにしていたのだけれど

ソーシャルワーカーさんもいろいろなのだなと
心が和らいだ


Sさんから言われて気づいたけれど
夫がこの病院にいられるのは10月まで
最長5ヶ月なのだ

そのあとの事を考えなくてはいけなかった

諸々相談したいと伝えると
早速面談の日程を組んでくれた

包み込むような寛大なSさんの雰囲気に

私は、いろいろと吐き出してしまった

借金がある事を伝えると
「みんなありますよ、借金くらい普通です」

ドン引きされることを予想していたのに
そう言われて、言葉に詰まってしまった

普通の額ではないけれどね…

喉の奥がツーンと痛くなって
涙が出そうになった


「こんな家族で申し訳ないんですけれど
主人を見守っていくために、まずは生活を安定させなくてはならないんです」

「mokoさん、それは当たり前のことです
まずは生活ですよ」

そんな言葉に甘えて
住宅ローンや生命保険の話もした

普通に聞いたら
夫が倒れたのをいいことにお金を…
そんな悪妻だ


もう、誰にどう思われてもいいのだ、と思っていた
借金は、私の体裁を繕うという気持ちを失わせた

たしかに私がした借金ではない

けれど、夫はきっと
家族のために、と思ってのことだったのかもしれない

それが浅はかな判断だということに
気づけなかっただけだ


ワーカーさんはじっくりと私の話を聞いてくれた

生活が安定しないことには
この先の転院にも支障がでる

共済もあと2ヶ月で限度になってしまうし
傷病手当もずっと出るわけではない

ずっと先のことまでSさんは考えてくれた