夫の転院用パジャマ | 夫が借金残して倒れた日から

夫が借金残して倒れた日から

2021年2月、夫は借金を残したまま倒れ、寝たきりとなってしまいました。その後高度障害認定により借金完済。そして2022年6月永眠。いろいろな思いや、生活のこと、お金のこと。忘備録を綴ります



2021年6月1日

明後日3日の転院を前に
リハビリ病院から言われたものを準備するために
買い物をした

今は急性期病院の寝衣を借りているため
それを着て転院するわけにはいかない

転院先でも寝衣をレンタルすることになっているけれど、移動のためにパジャマを買う

量販店に行くと
男性パジャマ売り場は、父の日のプレゼント用のものが並ぶ

綺麗に箱入りされたものや
ラッピングされたもの

「お父さん、ありがとう」のカードが添えられているもの

悲しかった

我が家は父の日だから、と何か特別に子供たちから
何かもらったりすることはなかったけれど

やはり、つらい

動かない身体、意思疎通のできない脳
そんな夫のために肌触りが少しでもいいものをと
パジャマを選んでいる自分

帰宅への夜の道
どうにも泣けてくる

とにかく、借金を片付け
私と子供たちの生活を安定させ

落ち着いてからゆっくりと
夫を見守っていこうと

そんな風に思っていた

けれど

やっぱり、元気な夫に戻ってきてほしい

「ごめん、ごめん」と言いながら

その橋の陰から、笑いながら出てきてはくれないか

そんな想像をしては
涙が次々に溢れてくる