2021年 4月5日
今日は気管切開の手術日だった
気管切開は耳鼻科が担当する
今までの経過もすべて連携がとれていて
万事承知済み、とのことだった
こういう時、総合病院で良かったと思う
手術のリスクについて説明をうけ
同意書にサインをする
術後の説明も聞くために
私はそのままずっと病院に残っていた
14階から見る夕陽は
とてもきれいだ
ごめんね
気管切開なんてイヤだったよね
でも、したほうが苦しくないんだって
夫は意識があるけれど表出できないのか
状況をわかっているのか
主治医に聞いても
わからないらしい
できたら
状況がわかっていないほうがいい
この状況をわかっていたら
夫は死にたくなるだろう
夫は元気なとき
「もう、やることはないから
死んでもいいや」
と言っていた
「でも、母より先には死ねないなぁ」
ほんとそうだよ
でも、今の状況は
本人が1番避けたかった状態だ
医療に携わっていたからこその
思いでもあった
きっと、何もせず
旅立たせてほしかったかもしれない
もうある程度子供の成長も見届け
世間の常識に馴染めず
遊ぶための自分のお金もない
夫には生きづらい世の中だったはず
待ち受けるのは返済
今となっては動かない身体
本当は旅立ちたかったのを
私や医者が邪魔したのだろうか
今頃、気管に穴を開けられてるのかと思うと
夕陽を見ながら涙がでた
ごめんね
あなたのことを1番わかっているはずの私が
なにもできないあなたのために
なにもしていない