氣風天のブログ -30ページ目

氣風天のブログ

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高く吹き抜けた天井と、
全面ガラス窓の店内が…
ひろがり空間感覚を与えてくれる。

が…同席しているスタッフの、
私を囲む目線が…
狭い空間感覚を醸(かも)している。
そんな気がする…。
こんな白(しら)ばっくれた陽光の元で…
私がどう動くのかを、
愉(たの)しんでいるようなのだ。

調フルーティな色彩が…
邪(よこしま)にくすんだ私の目には、
痛いほどに爽(さわ)やかすぎる。
春の柔らかい陽射しが心地好い!
たまにはこんな店も良い!!

「何かアルコールは有りますか!?」
…「はぁ!?」と店の女の子…。
きいちゃんが、
早速に「ふん」小馬鹿にしたような
鼻を鳴らした…気がした。

…それで、
真昼の健全なヴァンパイアみたいな私が
注文したのが…
カクテルのブラッディ・メアリィ
(血塗られたメアリィ一世)ならぬ
チョコレート・バナナ・パフェ!!

あぁちゃん!
今、確かに…君なんだか噴(ふ)き出したよね!?
…「だってぇ!」じゃない!

例の助(あばら)の痛みのせいで…
できるだけアルコール量を減らせとの!
厳命の管理統制下の身でもあることだし…。
ま、アルコールのひとつも置いていない!
まっとうな(!?)女性好みのお店なのだ。
そんでもって、周りは女子ばかり…。

こらこら、そこの友樫君!
目付きがハンタァの目になっとるよ!!
ここは、フーターズと違うからね!

銀座でのイベントへ向かう前なのである。
そこで渡すバースデイ・プレゼントのお花を
創ってもらっている間の
暇潰(ひまつぶ)しである。

ゴチャゴチャと
軽口を挟(はさ)みながら待つ私に…
緊張(きんちょう)した女性店員が
「どこぞで時間を
潰して来はったらどないですか!?」
と言わはったのだ。

後で受け取りに行った際に、
お花の延命剤をくれたので
「それは私にも効きますか!?」と聞いたなら…
「無理です!」とケンもホロロ!
せめて…数年は可(か)かもね!
くらいの返答が欲しかったな…。

友樫君誰の目付きが
ハンタァのそれになっとるとゆうんだ!?

耳掻(か)きみたいな皿に
長い柄(え)のスプーンを使おっかなぁ!?
それともデザートフォークにしようかな!?
迷ったりしている間に…
何だか自分がどんどん聖(きよ)らかな
善い人になっていくようで、たまんなかった!

かつて…大阪のリーチ・バァのカウンタァで
隣り合った初対面の人に…妙に気に入られて、
超一流と言われる…
北新地のステーキ・ハウスへと、
強引に連れて行かれたことがある。

こんな胡散臭(うさんくさ)い私の
何処が気にいったのかが、
未だにわからない!?
さんざん辞退したのだが、
拐(かどわ)かされるように連れて行かれた。

肉を一切食べない私は
ポテトだけを食べていた…。
「どうです、
ここの肉は絶品でっしゃろぅ!?」
言われて
「うん、ポテトが最高ですねぇ!」…で
「むぅ!?もうあんたとは!絶対に来(こ)ん!!」
言われてしまったあの時に…
このハードボイルドの首に掛けられた…
オボちゃんの割烹着(かっぽうぎ)とは
少し違った、エプロンみたいな前掛けに…
あぁちゃんがその場に居たなら、
何を言われたやら…
それを考えただけでも、
ゾーンと鳥肌がたつんだけどぉ!
…なんか知らんけど、
もじもじと居心地も悪く…
尻がもぞもぞとした覚えがある。
そんな、妙に違和感があるような…
[たまんなさ]ネ。

心身の裡(うち)の隅々(すみずみ)までに…
蓄積(ちくせき)された
灰汁(あく)という灰汁(悪)が…
シャンパン・グラスの中を立ち昇(のぼ)る
泡粒(あわつぶ)の様に、
清浄化されていくようで…
ひょっとすると、今トイレの鏡の前に立てば…
薔薇(ばら)色の笑顔に輝き、
歯磨きのコマーシャルにでも出られそうな私に
対面出来る筈(はず)だ!!
お坊っちゃまみたいに、
前髪でも垂らしてみよっかな!?
…と思えたほどだった。

アルコール入りのパフェにしなくて
良かったね、友樫君!
…って、んなもんは、
千疋屋(せんびきや)様のメニュウにはない!
きいちゃんに五寸釘(ごすんくぎ)を刺された。

タクシーに乗り、イベント会場である
赤坂璃宮(りきゅう)へと向かった。
まだ早すぎたので…
二杯目のパフェを求めて店を探す。

小雨が降って来た。
だんだん…爽やかさが、
しぼなえて綻(ほころ)んで来た…。
雨を見ただけでも風邪気味になってしまう
軟弱な体質なのだ。

最初に目についた…
地下にあるライヴハウスは、
まだ開いていなかった。
ミュージシャンのジャーマネ(古!!)
間違われた。

次に…おぅ!
クラシカルな…
昭和な雰囲気のバァを見つけた。
ここで、雨宿りの軒先(のきさき)を
借りることにしよう!
カウンタァに腰を落ち着け、
葉巻にを点(つ)ける。

そこで気付けば、ストレイトのジャックを…
スタッフ
引き留める猶予(ゆうよ)も与えずに…
飢えたハイエナが如くに!
矢継ぎ早にお代(か)わりをしていた。
なんとも、浅ましい限りではないか!?
あっちゅう間に…又、
灰汁(悪)が戻って来てしまった。

スペイドの象(かたち)をした、
悪魔の尻尾(しっぽ)が…
ピロピロスツールの下で踊り始めた。
かまうもんかぁ!…痛み止めだ!!

イベントを盛況の内に終え、
次の寄港地(きこうち)へと向かう。

いつもなら、帝国ホテルのメイン・バァで…
特注のタマゴサンドを肴(さかな)に
呑み直すのだが…
今夜は、スタッフの要望も有り…
趣向(しゅこう)を変えて
夜景を俯瞰(ふかん)出来るバァに
錨(いかり)を降ろすことにした。

外人客が多い…。皇居が闇に沈んでみえる。
雨は、音も無くヒタヒタと
ガラス窓を叩いている。
低い雲が群群(むれむれ)と流れて往く。
東京タワーのオレンジの灯りが、
チラチラと瞬(またた)いてみえる。

風も春春(しゅんしゅん)夜夜(よよ)
哭(な)いていればいいのに…。

シガーを吹かせるか!?
女性のバァ・メンに尋(たず)ねてみた。
親切な彼女は…
「外のオープン・デッキでなら!」と、
優しい笑顔で応(こた)えてくれた。

…マ、マジすか!?

ま、今は…雨にじっとりと濡れそぼって!
吹かす気分でもないし(!?)
…それにおそらく、河童(かっぱ)みたいに
前髪も垂れてしまうことだろうから(!!)
…で、止めることにした。

…って、止めるしかないよね!?

スタッフの皆は、
イベントの話題で盛り上がっている。

銀色のデュポンのガス・ライタァを
掌で玩(もてあそ)びながら、
外に目を向ける…。
皆の声が遠くなる…。

テーブルのキャンドル・ライト
下から照らされた…陰影の濃い私の顔が、
ガラス窓に映っている。
心の深奥(しんおう)から、
バカな私を見ている…
ドッペルゲンガァのようだ。

こいつは、仮面舞踏会(マスカレイド)の…
一雫(ひとしずく)の涙を作り笑いに隠す、
道化師の顔をしている。

もしくは、砂漠の悪魔に堕(お)としめられた
バァルの相(そう)に似てやしないか…!?

今噂(うわさ)の、インフレーション理論での
原始重力波の渦巻き模様にも…
DNAの二重螺旋にも…
その意圏に潜(ひそ)む黒螺旋!!

ガラスに映る私の影に、
の存在が重なって
顕(あらわ)れているのか…!?
その氣配を、ヒシヒシと感じる!!

先の「結節点の黒螺旋(くろらせん)!!」
触れたように…
その意圏の、大いなる存在者
「大切なモノ達を奪う」と言われた…。

あれは、
大切な身の周りの者達の事を
指したのではなく…
チカラを遣(つか)う力点の発条(ばね)となる
物(身体)共(各部位)を!
損(そこ)なってみせると
いうことだったのだな…!?
それで肋をへし折られ、徴(しるし)である
鬼紋を遺(のこ)されたのだな…!?
と…ガラスに映る蝸牛(かぎゅう)螺旋へと、
幻聴の様に囁(ささや)きかけてみる…。

その上で
「その本氣をみせてみろ!!」という…
今のこの状況だったのだな…!?

今日は久々に呑み過ぎてしまった。
ショットグラスを持つ右手が、
痛みのせいで震えている。

毎年行く新宿御苑(ぎょえん)も…
あの3.11直後には、
ほとんどの花が開いていない…
そんな樹々が多くあった…。

そのを読めば[こわい!こわい!!]と、
サクラ達が怯(おび)えていた。
地球霊GAIAの一員なのだ!

今回、死を想い…
そのことで、強く生(せい)を想った!!
死に逝(ゆ)くことよりも、
残す者たちのことを深く想う!!
身を損なってみて…改めて、
前より少し優しくなれたと思う…。

恥ずかしいことに…
生きとし生けるモノ全てを、
前にも増して
愛(いと)おしく想えるようにもなった。

オイ!
ここではない…
更なる高見の場処(ばしょ)へと!
私は往(ゆ)き着けるのだろうか!?

くそ!!
わけもわからずに…
私はその果てを観てみたい!
と切に意(おも)う。
その前に… 自分の底を視てしまうのだけは、
願い下げにしたい!!

4.25で、ブログを始めて1年が経つ。
ここまでで…ギリギリ、60本目になる。

いつも読んで下さっている皆さん!
本当に有り難うございます。

皆さんの存在のお陰で…そして、
このスタッフの私に対する熱い想いのお陰で…
私は、随分(ずいぶん)と
励(はげ)まされて来ました。

それにより…今の、この場所に
立つことができたのだと確信しています。

この先、どこへ向かうにせよ…
皆さんを裏切らない自分で存在(あ)りたいと!
心より想っています。