毎度の事ではございますが、更新が滞っております。
ここ数年使っていた3月始まりのマンスリー手帳が今年から同じデザインを出さなくなり、残念です。
しかたがないので、小さく「Toi, toi, toi !」と書かれた手帳で
モチベーションを上げてやろうと思います。
見えないかな? Toi, toi, toi !
そう、モチベーションを上げて、
3月の終わりにはシューベルト協会の演奏会です。
私は、シュトラウスの3つのオフィーリアの歌を歌わせていただきます。
オフィーリアの歌、
シェイクスピアの戯曲、ハムレットの登場人物のオフィーリアです。若く美しいオフィーリア…
…に見えるはず。…うん。がんばる。
内容は、オフィーリアの劇中歌をドイツ語訳したもの。
ハムレットに酷く傷つけられ、そのうえ父親まで殺され、狂ってしまったオフィーリアが王妃ガートルードの前で歌う狂気の歌。
3曲とも、とても不可解で、猥褻で、悲しい曲です。
でもものすごい引き込まれる曲。
シュトラウスは元々出版したかった別の曲があったのだけど、
出版社とのいざこざで世に出せず、やけくそで書いた曲らしい。
知らんけど。
だからこその凄みがあるというか。
以前から歌ってみたいとは思いつつ、なかなか手が出せなかったこの曲に挑戦する時期が来たんだと思っています。
その年、そのタイミングで出会う曲、というがあると思う。
歌ってみたいと思っているけど、なんとなく手がでないものや、
なぜか頭の中でずっと流れていて忘れられない曲。
シュトラウスのオフィーリアはまさにそういう曲で、出会いは大学生の頃。初めて聴いた時は、うわっ歌ってみたい!と、楽譜も手に入れたのだけど、なかなか読み進められなくて断念。
その後何度かトライするも2曲目がどうしてもダメで、それが今回、歌えるか試す前に「どうしてもこれが歌いたい!!」という気持ちが湧き上がって即決。からの譜読み。
でもね、するする音が体に入ってきたんです。これはイケる。
知らんけど。
と、いうワケで頑張ります。