Prelude No.1 | 木上智保子 マリンバとコーヒーとマリンバと

木上智保子 マリンバとコーヒーとマリンバと

小さな部屋からこんにちは。マリンバ奏者(見習い中)木上智保子です。木曜日の木に上下の上できがみと読みます。きうえじゃないよ。マリンバとコーヒーと酒と音楽について徒然なるままに…!


演奏会当日もMCはする予定ですが、きっと緊張のあまりなにを喋るかわからないので←

あらかじめ曲に対する思い出を語っておこうと思います。

まずは前半のEmmanuel Séjourné:Prelude No.1 for Marimba Soloについて…

この曲はザルツブルク国際マリンバコンクールのセカンドラウンドの課題曲でした。

書き下ろし作品だった為音源もなく、楽譜からしか情報を得る事が出来ない…。当たり前なのだけれど、楽譜の大切さとyoutubeと師匠のありがたみが染み入りました。

楽譜の入手がまず大変でした。

私の大学、四月に学祭があるんです。その準備に追われ、朝は7時過ぎには学校へ夜は8時~12時に帰宅という生活を送っていたら、はるばるオーストリアからやって来た荷物の不在票に気づけず楽譜…送り返されちゃいました(°_°)

初めての海外コンクールでテンパってるのにメールで「日本人たくさん受けるからとりあえず誰か知り合いに見せてもらって!」と連絡を受け、血の気が引く中他大学の知人に連絡したらその子もコンクールを受ける人だった!!T^T

とりあえず楽譜をゲット。ただコンクールまで二ヶ月を切っていたのでもう泣きながら鳴きながらさらいました。

セジョルネ大先生は身丈が半端なくデカイ方なので、チビぽちゃ木上ではどうしても届かない所があったり、美しいメロディがどうも恥ずかしかったりと苦戦しましたがなんとかコンクールには間に合いました。

{CD1633B9-0EF5-44E8-A9A1-091C2B07E7F0:01}

恥ずかしながら…初めての国際コンクールはセカンドラウンドまでしか譜読みが終わらなかったんです…T^T

当初、コンクールを聴きに行く予定でいた私(弟がトロンボーンのコンクールをフランスまで先生と聴きに行っていたのを聞いて…)。 

ですが師匠にそれを話すと、なんで行くのに受けないんだと叱咤され…

確かに!と納得してしまいました笑
そこから準備したので若かった私には無理でした。

でもセカンドラウンドまで読めていて本当に良かった!!

それまでのコンクールで一次を越えた事がなかったのでまさかセカンドラウンドに進むなんて夢にも思ってなかったんですT^T

まあ緊張と緊張と緊張で何をしたかあまり覚えてませんが…
(とりあえず違う曲では審査員の方に講評でデンジャラス!と言われました笑)

ですので今回は、不本意に終わっているこの曲を大人っぽく…大人…ぽく←、カッコよく演奏したいです!!!

大人の階段を落っこちながらも逞しく進んでるつもりな演奏をお聞かせ出来るよう頑張りますので、頑張って聞いてください☺︎笑

Chihoko