「私だけが辛い思いをしているように感じる」
「私はこんなに辛いのに、彼は平気そうに見える」
セッションではこのようなお気持ちを度々お伺いします。
皆さまのお辛いお気持ちは、本当に良く分かります。
突然の別離だけでも十分過ぎるほど辛い状況である上に
様々な試練などが訪れては、心の闇が浮上する為
全てを投げ出したくなるような心境に置かれるでしょう。
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「こんなに辛い状況が続くのであれば
もういっそのこと、彼を忘れたい / 彼を諦めたい」
このように仰るご相談者さまもいらっしゃいますが
恐らく「私ひとりだけが辛い」というように
思い込んでおられるからなのかもしれません。
そして、怒りの感情も少なからずお持ちのはずです。
この怒りの感情とは、動かない現実に対してであったり
「辛そうには見えない彼」に対してです。
皆さまの抱く怒りも、本当に良く分かるのですが
それでも、怒りの感情からは何も生まれません。
何も生まれないどころか、思い描くふたりの未来を
消してしまう結果に繋がります。
辛い気持ちや怒りの感情を抱くことについては
間違っている / 悪い とは決して言い切れません。
ご本人も好きで抱いている訳ではないからです。
そして「辛い」と感じたり怒りが発生するには
それに値する経験をなさっているはずだからです。
ただ「私だけが辛い」との思いが継続していくと
やがてその思いは被害者意識へ変わる可能性があります。
繰り返しとなりますが
皆さまのお辛いお気持ちは重々承知しています。
ですが、本当に辛いのは女性レイだけなのでしょうか？
女性レイの目には触れないところで
男性レイも辛さや葛藤と日々闘っています。
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直接的な接点の持てないサイレントにおいては
間接的 / 断片的な情報によってしか
男性レイの状況を窺い知ることが出来ません。
つまり、目に見える一部の情報から
「彼は平気そう」と判断してしまうことが多々あります。
例え男性レイが平気そうに見えたとしても
心の中でどのように感じているかまでは分かりません。
男性は自分の弱い部分を常に隠そうとしますので
簡単には表に出してこないでしょう。
表には出していないだけであって
男性レイは女性レイ以上に苦しんでいます。
追い掛ける側 / 待つ側の苦しみよりも
愛を封印して逃げる側の苦しみの方が大きいのです。
この点を優しく理解してあげられると
「私だけが辛い」との思いは和らぐはずです。
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怒りの感情に関して補足させて頂くと、根本的には
自分自身に対する怒りが存在しているかもしれません。
女性レイの精神的な変化によって
初めて現実が動き出します。
ですので現実が動かないということは、女性レイの
更なる精神的変化が必要であることを意味しています。
動かない現実に対して怒りを持つのではなく
自身の内面にフォーカスしていくことが大切です。
現実を動かす鍵は女性レイの精神世界が握っています。
ご自身を責めたり怒ったりせず
私が現実を変えていくことが出来る という
真実をどうか忘れないで下さい。
そして、目を背けているような何かがあれば
真摯な姿勢で取り組んで頂ければと思います。
それこそが、現実を変えるきっかけになるはずです。