BOWMORE(ボウモア) | シガー・カタログ<トリニダッド・ロミオ&ジュリエッタ・ダビドフ・コイーバなどの一般ブランド>  

BOWMORE(ボウモア)

Dawn(夜明け)、Dask(夕闇)、Voyage(航海)、Legend(伝説)のような想像をかきたてるボトルの名前は、この場所の幻想的な性格を強調している。ボウモアの村はアイラ島の「首都」であるが、ただの村でしかなく、そこではラーガン川がロッホ・インダールに流れ込んでいる。じめじめしている荒野の外れにある円筒状の教会は丘から港を見下ろしている。


1779年に創立された蒸留所は、見事な状態のまま維持されているが、村の学校と間違えそうだ。学校の建物にもパゴダの飾り屋根がついている。地理的にも風味のうえでも、ボウモアのウィスキーは南海岸の激しいモルトと、北海岸の穏やかなモルトとの中間に位置している。しかし、その特徴は両者の妥協点と言うべきではなく、むしろ謎のようなものであり、テイスターたちはその複雑さを解き明かすことの困難さを知っている。仕込み水は、鉄を少々含む岩から湧き上がり、ラーガン川となって、苔、シダ、イグサの間を流れて下り、その間に土壌からピートを取り込む。島の高台のピートは根が多いが、ボウモアのピートはより砂っぽい。


蒸留所は独自のモルティングをしており、ピートは粉砕され、着火され、熱よりもむしろ煙を発生することになる。ボウモアの麦芽は、アイラ島の他のより激しいウィスキーに使われる麦芽よりも短い時間でピート焚きされている。このウィスキーの約30%がシェリー樽で熟成される。他の蒸留所に比べて西風に曝されているので、アロマとフレーバーの混ざり合いの中に、より多くのオゾンが含まれているのかもしれない。