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白い詩

詩集 「words create worlds」

 
 
 
 
うすい闇に包まれた日曜日の夕暮れに
 
ゆっくりとお湯を注ぎコーヒーをいれる
 
四角いブロックみたいな疲れをほぐして
 
心の奥底に張った水面をじっと眺める
 
 
どこかあたたかくゆるやかな流れと澱みが
 
描かれたカウンターの端っこに腰をかけた
 
 
 
真っ黒に塗りつぶされた画用紙は夜空に
 
変わって薄っぺらな歴史を呑み込んでる
 
ところどころ錆び付いてきた余白を残して
 
目前に並べられたカードを注意深く選ぶ
 
 
どこにでもある扉とどこにもない鍵を探して
 
休日の終わりの憂鬱な時間を静かに潰した
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




 
 




 
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