犬には犬の平和
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先日の座談会にて![]()
犬と人間の『平和』の概念が違う
という話になりましてね![]()
これは多頭飼育あるあるで、
人間が思い描く『平和』を犬に提供すると、
兄弟姉妹犬の仲が悪くなる。
平和に仲良く過ごして欲しいだけなのに、
何で???
って。
ペットホテル勤務時代から、
とても沢山遭遇してきましたわ![]()
この原因は、
犬が思い描く『平和』と、
人間が思い描く『平和』が、
全然違うことにあるわけです。
まず大前提として、
犬社会は縦社会なので、
犬にとっての『群れ』、
家庭犬にとっての『家族』は、
人間にとっての『会社』に近い。
社長
部長
課長
平社員
みたいな、
序列の認識があるのが、
イヌという動物ですね![]()
ここで、
『平和』と聞いた時に、
我々人間が思い描くのって、
たぶんこんなイメージ![]()
無礼講で飲みに行くぞー!的なやつ![]()
なんだけど、
犬にとっての『平和』ってのは、
コレなんだよね![]()
自分のポジションが確立されていて、
他者に脅かされない状態。
これが犬にとっての『平和』![]()
ありがちな多頭飼育パターンはさ、
新入り犬に手が掛かったりしてさ、
先住犬が後回しになりがちだよね。
そこに人間が思い描く『平和』を提供して、
「我が家では自由に過ごしてね
」
なんて言っちゃったりする。
これって犬目線では、
入社したてホヤホヤの新人を、
社長直々に手塩を掛けて育てている状態なのね。
そんでもって、
社長「君も今日から自由にしたまえよ
」
新人「自由にしていいんすか!?
じゃあ部長のポジション頂きますね!!!」
こうなってる![]()
んで、
新人は部長に直談判に行く。
新人「部長!
社長が自由にして良いって言ってたんで、
その席空けてください!」
部長「嫌に決まってるだろうが!!!」
…まぁ当たり前だよね![]()
ここで犬ってやつは、
武力行使になるわけよね。
『話し合う』って機能が備わっていないのだから、
まぁ必然的にそうなるじゃん???
その結果、
どちらかが一方的にやられたり、
どちらかが極度にストレスを溜めたり、
最悪の場合は血を見るような、
『平和』から程遠い状況が出来上がるわけですね![]()
犬からしたらさ、
新入りが上のポジションを狙うのは、
当たり前なんだよね。
だって位が高い方が、
社長から手厚い褒美を貰えたり、
平社員をアゴで使えたり、
色々とオイシイもの。
先々のリスクとリターンを考慮して、
「自分には分不相応なんで平社員で良いっす
」
なんて思うのは人間の大脳新皮質だけなのよ。
そんな野心家な新入りに、
「自由にしたまえよ
」
って言うのか、
「部長を敬い給えよ
」
って言うのか、
それは社長である飼い主の采配次第なんですわ![]()
そこに加えて、
「部長を敬い給えよ
」
って口では言っときながら、
部長より自分の方が可愛がられてんな???
とか、
部長より自分の方が優先順位上っぽいな???
とか、
日頃の社長の行いも非常に良く観察しているのが犬。
そうすると結局、
低スペックな部長は邪魔だなーって、
武力行使で再起不能にしたら良いじゃーんて、
社長の目がない隙を狙って、
やっつけちゃうよね![]()
長くなりましたが、
結局のところ『平和』に過ごすためには、
何事も先住犬を優先し、
新入りを常に二番手として扱い、
彼らの順位を確立させ、
そのポジションを脅かさないことが非常に重要なのです。
序列無くして平和無し
彼らの『平和』を乱すのは、
いつだって人間なのです。
平等じゃないなんて可哀想???
それは人間の価値観の押し売りですね![]()
彼らは、
平等に扱われることに何の幸せも感じない。
強き者は何かとオイシイ思いが出来るが、
その代わり有事には身を呈して弱き者を守る。
弱き者はオイシイ思いが出来ることはあまりないが、
その代わり手放しで身の安全が確保される。
その利害関係が保たれ、
群れの『平和』が保たれ、
トップに褒められ認められることこそが、
イヌという動物にとっての幸せなのだから。
犬のしあわせ、
人間のしあわせ、
モノサシがぜんぜんちがうんだよなぁ。
あすを![]()
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