モードの切り替えが重要なのである。

 

 

あしあとあしあと

 

 

『イヌ』は本来、平和主義的な動物である。

 

群れの中での争いは、

不利益にしかならないからだ。

 

 

自分より強い相手には、決して逆らわない。

 

自分より弱い相手には、自己主張が許される。

 

 

自分より強い相手なのか、

はたまた弱い相手なのか。

 

 

自分と相手との力関係によって、

 

①言うこと聞けよモード

②言うこと聞きますモード

 

2つのモードが切り替わる。

 

 

これにより、

『イヌ』は争いを起こすことなく、

平和に暮らすことが出来る。

 

 

 

そして、

この2つのモードの切り替えが、

愛犬との“阿吽の呼吸”を手に入れるための、

非常に重要なカギとなる。

 

 

 

 

①言うこと聞けよモード

 

自分よりも弱い相手の前での態度。

 

この場合、

自分の欲求を通すことが最優先される。

 

欲しい物は奪う。

やりたいことしかやらない。

やりたくないことは絶対にやらない。

 

 

日頃から、

愛犬に主導権がある生活をしていると、

こちらのモードが通常モードになってしまう。

 

愛犬のオーダーを素直に受け入れ、

こちらのオーダーに従わなくても諦め、

何事もおやつ頼り。

 

こういった日頃の生活習慣の積み重ねが、

言うこと聞けよモードであることを許し、

人間の順位を下げ、

犬天下の生活を作り上げていく。

 

 

 

この習性を飼い主が知らないことにより、

『イヌ』の秩序を崩し、

争いの種になってしまうことも多い。

 

言うこと聞けよモード『イヌ』に言うことを聞かせるのは、

至難の業なのだ。

 

 

 

 

 

 

②言うこと聞きますモード

 

自分よりも強い相手の前での態度。

 

この場合、

相手の欲求を通すことが最優先される。

 

相手が欲しい物は譲る。

やりたいことも我慢する。

やりたくないことでも言われたらやる。

 

 

こちらのモードである時、

『イヌ』は非常に協力的かつ服従的である。

 

難しいトレーニング技術など使わずとも、

素直に指示に従う。

 

 

 

そしてやはり、

日頃の生活習慣の積み重ねが非常に重要だ。

 

愛犬のオーダーには、協力的態度である時に応える。

こちらが一度オーダーを出したら、正解を導き出すまで絶対に諦めない。

おやつには頼らず、必ず褒める。

 

愛犬と正面から向き合うのだ。

 

 

 

 

 

こうして、

愛犬のモードを見極められるようになった時、

“阿吽の呼吸”を手にしていることに気が付くだろう。

 

 

あしあとあしあと

 

 

 

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