スガシカオと…睦月の奇跡 ~ 最終章 session 編

上の図は 『 ラップムシ 』 って 言います。
スガシカオ氏のブログより

そう。app store で 売っている アプリです。
もういちど いいます。
ラップムシ

こうやって アソビマス

私は 1月の ある夜 とあるライブハウスで
アーティスト 『 スガシカオ 』 そのひとに
iPad ( おそらく 本人所有の … )を わたされて …
そして 彼の ぶいぶいとうなるギターにあわせて
その 手渡された iPad を 必死で 操作して …
『 Yeah ! 』 とか …
『 半分 ! 』 とか …
『 マイケル ! 』 とか …
その 数時間前 …
その日は 心配された雪も どうにか落ち着き
『 ゴム長靴 』 も 回避できそうな 微妙な天気を
どうにか保ってくれてました。
当然 着ていく服も 『 雪山仕様 』 な ムード満点の …
しかも 雪まみれになってもイイような
『 いかにも 』 な 安っぽい アウトドアスタイルに
こだわらなくてもイイかんじの
少しだけ 希望が 持てそうな景色が
窓の外には 広がっておりました。
ただ 気温が 0度くらいで
凍ってそうな空気で…

で、実際 外に出ると マジ 寒かった



滑ってころぶのも イヤだったので
スノートレッキング的なソールの
ショートブーツを履くことにシマシタ。
ワタクシ、
『 雪国仕様の歩き方 』 が いまだに染みついていないため
油断すると ころぶのデス

ま、でも、『 ファンクシンガー 』 の ライヴに行くのに
いくら 『 今夜のライヴは アコースティック的 』 だからといって …
新潟市は そこそこな街だし それなりに …
“ オサレ ” してった方がイイ気もするし …
でも、寒いしなぁ…
… とかって 朝から ブツブツ
アタマの中で ひとりツイート状態に …

なんだかんだと
1週間以上も前から 着ていくモノなどに
思いを馳せるカミさんに対して
『 あきれていたクセに的 』 な 自分も
結局 間際になって 思い悩んでシマイマシタ…


で、結果、自分は 無難なコーディネートに …

チェックのネルシャツ的な ワーク系のボタンダウンのシャツ
( でも、ネル素材なんかじゃ アリマセン )に
やや タイト目な これまた無難な ワーク系のカーゴパンツ
( でも、ポケットに “ マチ ” が あったりと 細部はデザインされてマス )
を 合わせマシタ。
でも、外も寒いし、
ライブハウスも 床とか冷えそう … とかって
若者なら まず思わないようなことを 正直 思ったので
某セレクトショップ別注の アウトドアブランドの
完全防水(撥水) 的 素材の スタンドカラーな
プチデザイン的 マウンパを
カーディガン的なモノの上に 羽織って行くことにシマシタ

ちなみに …
さんざん悩んでた カミさんは というと …
今冬 まだ 袖を通してない と思われる …
もしかしたら 一度も外に 着てってないんじゃないか …
とも 思われる オトナなムードの馨る(?)
ワンピースに 身を包み ロングブーツを合わせて
『 いざ
』 みたいな カンジで …
アチラ(カミさん)は あんまし
『 真冬の雪国的 』 な 馨りはしてませんでした …。
でも、ロングなダウンコートを 羽織ってたっけなぁ ...。
そもそも
クルマで行くことは 早々に 諦めていたので
( 道路の凍結 とか 行きは良くても帰りが大雪 とか イヤなので … )
雪国の強い味方 『 新幹線 』 で 行きました。
もちろん 『 Sきっぷ 』 デス。
新幹線の車窓からの図。


ちなみに …
スガシカオ氏の 見た 車窓から


スガシカオ氏のブログより

新幹線の車窓からの景色なんて
そんなに 変わるモンではアリマセン …。
ほどなくして 新潟駅に到着。
新潟市も やっぱり 寒かった

やっぱり 風が寒いのかしら

長岡の 盆地のソレとは あきらかに
違う寒さに 感じられました。
でも 雪は あんまり残ってなかったデス。
ただ、歩道などは 夕方なのに
すでに ガリガリに凍ってマシタ

そこで
ふと 思いました。
『 この寒さ、スガシカオ氏は 果たして大丈夫なんだろうか


』結局 予定より 1時間も早く
古町に着いてしまいました。
でも
ライブハウスは 入れてくれませんでした。
当たり前です。
会場の時間じゃナイので。
しばし ポスターを見上げたり

開かないエレベーターの 階数表示のボタンを
押してみたり …。
ほかのお客様も あたりを ウロウロ してました。
時間がきたら
『 お待たせいたしましたぁ 』 的なコール(?)のあと
エレベーターで 5階へ。
ライブハウスに入ると
思いのほか 穏やかな 空気感で …
でも 独特の空気もはらんでいて …

いろんなバンドのイベント(?)や
ライヴの告知 などのポスターが
古いのから 新しいのまで
壁の 隅々のほうまで
埋め尽くしておりました。
しかも みんな
チョット イカつめの バンドのような …
気が シマシタ 。
いつの間にか ヒトも増えてきて
ざわざわしてきたら
『 手荷物をロッカーにぃ お願いしまぁす 』 的な
オネーさんの呼びかけが …
自分は
たぶん 10番目に 会場に入れるハズだから
『 イスが あるだろーし、その下に置くから イイや 』
みたいなノリで …
なんだか すこし 余裕なカンジでした。
でも 気の小さい自分は
その 呼びかけしてる オネーさんに
チケットを見せながら
『 この整理番号は 10番目ですか ? 』
って 堂々と聞いてみたりして …。
( なんだか 自分らしいぜ。)
『 ハイ。10番目にお呼びします 。』
とのお返事。
『 ホントだぁ。』 とかって 安心感に浸ってみたり …。
そうこうしてたら
よーやく
『 おひとりずつ 整理番号順にお呼びしま~す。 』
みたいなコトになって 順番に 下の階へ降りていきます。
5番の方ぁ。
6番の方ぁ。
7番の方ぁ。
だんだん 10番に近くなってきます。
そして いよいよ
『 10番の方ぁ。 』
出ました
ついに 10番の方 
そして チケットを持った カミさんが
つかつかと モギってる おねーサマ方のもとに。
『 11番の方ぁ。』
はいはい。出ました。
オレです。オレ


チケットを 『 ほらネっ 』 って カンジで見せて
モギってもらって …。
って してる間に カミさんは …
下階への階段 …
パラダイス への階段を
颯爽と 心地よく…
とはいかず …
ブーツのヒールが 少々 高いので
恐る恐る 降りてってマシタ


すぐさま カミさんに追いつき
ほぼ 一緒に 会場へ …
もう すでに 当然と言えば 当然ですが
9人ぐらいのヒトたちが
すごく アガったテンションの笑顔で
コチラに 目配せしてて …
『 前も あいてますヨ 。 』
『 ココ イイですよっ。 』
って 誘って(?)くださって …。
そう。
『 2列目 の 真ん中 の イス 』 狙いだったので …
ふいを つかれました。
ちなみに …
『 12番の方ぁ 』 & 『 13番の方ぁ 』 は
ciel の お客様 おひとり & その方の ご友人 の お二人でして …。
『 お席。 どうするだろう?』って
すこ~しだけ 思いました。
でも 結局 自分たちのコトに集中して
『 どっちにする ?』
みたいなコトになって …
そのうち 14番の方ぁ とか 15番の方ぁ も
下階のパラダイスに 降り始めてて …
で、 瞬間的に
『 端っこだけど 端っこっぽくない 端っこだ 』
って 思ったのと …
2列目 ど真ん中は すでに 座ってる方が …
という 状況だったので
『 んじゃ 』 って
『 最前列 左端 2つのイス 』 を ゲット


来る前から 『 正面は なんだか照れくさい 』 と カミさんが言うので
『 真ん中に近い 斜めな席 』 を 狙っていたコトもあって …
あんまし 見にくいカンジもなかったので
最前列の “ 余ってたイス ”に しました。
『 ココ イイですよっ』 って
声をかけてくださった
2列目真ん中ゲット済みの 見ず知らずの女性の方が
『 きょとん 』 的な 『 えッっ
』 っていう リアクションしたんですけど …
ごめんなさい。
端っこにしました。
最前列も 7席くらいしかなかったので
ステージからの 『 目線 』 を 気にすることも無く
凄く近かったけど 安心して 堪能できました …。
たぶん 歌ってる方は そんなに見てない気がするけど …

んで、イスを確保すると
そそくさと 上着なぞ脱ぎ始めて
たたんで 予定通り イスの下に …
マウンパにしたのは シワが気にならない
というコトもあったのデス。
着席して しばらくして …
寒くはないけど 足元が やっぱり
少し ひんやり。
そんな 空気を 切り取ってみました …。

開演を待つ ステージには
これからおよそ2時間
スガ氏の想いを 奏でるコトになる
ギターたちが …

なんだか 緊張してるように 見えました …。
客席の方は イスが全て うまって
その うしろのところに
立ち見の方々が 次々に押し寄せておりました。
当日券も 出たみたいで …。
そして いよいよ …
ひとつめの“ その時 ” が 訪れました …。
そのヒト …
スガシカオ氏が ステージへ …。
その日は …
忘れ物したり、 新幹線で エライめにあったり、 寒かったりで
本人いわく ハートの コンディションが 難しいカンジ …
らしかったけど …
きちんと うたの 『 コトバ 』 たちは
想いとともに 降り注いで
カラダの中に 沁みこんできました …。
ライヴの “ セトリ ” とか パフォーマンスの
レポートは コチラの 2つのブログで ご確認を
ツアーファイナル完全レポ(写真付) その1
ツアーファイナル完全レポ(写真付) その2
ギター弾きの ワタクシは
うたも聴きたいんですが
ギターの弦の “ はじきぶり ” も
見たいわけデスよ。
( ヘタクソ & 4か月 ギター放置中デスが )
このたびは マジ 激近で 見れて
ホントに よかった …


で いよいよ …
例の件に 触れないワケには いきません

上の 『 ツアーファイナル レポ 2 』 でも
触れてマスが …
今回の ヒトリシュガー の
目玉企画 …
“ アンコールの 1曲目 ”に
『 事件 』 は 突然 起きたのデス。
そもそも
今回のツアーは …
大手のレーベルを 一度 離れて
スガ氏 本人の 本人による
本人と ファンとの “ つながり” を
再確認したりするための 企画が
ライヴのカタチになったモノなので …
この時期のみ ブログの書き込みに対して
書き込んだヒトのブログなどに 顔を出したり …
ツイッター & フェイスブック を スタートさせて
ツアーの感想など 相互交流をはかったり …
そんなカンジの ライヴ・ツアー だったので
ステージに オーディエンスをからませる …
そんな企画も サプライズのノリで
用意してたみたいデス

ふたたび 新潟( 回想 )デス 。
アンコールの 拍手の中
スガ氏が ステージに出てくるなり
なんかしゃべってましたが …。
( 思い出せません
)そのうちに
何度か手に取って 操作しながら演奏したりしていた
『 iPad 』 を また 手に取り …
『 最近 おもしろいアプリをみつけてさぁ 』
みたいな MCが …
『 こうやって 遊ぶんだけど … 』
『 コレ 使って 一緒に ヤッてもらいたいんだヨネ … 』
『 こういうの “ オトコノコ ” が イイから … 』
『んじゃぁ … 君 。』
で、 指先が 確かに コチラを さしたような …。
一瞬のコトで 整理がつかない状態になり …
ほんの 数秒だったと思いますが 会場が
確かに ざわついてて …。
『 オレが オトコノコじゃ ねぇから ざわついてんのか? 』
とは 思いませんでしたが …
明るいところで見たら ど~見ても
わたしは じゅ~ぶん “ オッサン ”です
でも なぜか
『 マジっすか ? 』
って おもいきって ステージ方面に 声を出してみた …。
『 うん 』
だったか …
『 そう。 』
だったか …
『 こっち来て 。』
って 言われた気がしたので
ステージのすぐ下の 真ん中に
行ってみたりした …。
なんか ふわふわしてたなぁ。
うわっ

こっちに来る …。
来ちゃった …

耳元に スガ氏の顔が …
( なんか ざわついてたから 声が 通りにくかった … ような )
『 名前は ? 』
( なんか うしろで 『 きゃー 』 って聞こえたゾ )
今、自分だけに 話しかけた ?
たぶん そうだということになり
『 カイセです。カイセ。 』
『 …じゃなくて 下の名前は ? 』
確かに いま “ 会話 ” した …
『 ショーゴ です。ショーゴ 。』
その はじめてみる 謎の画面を 指でさしつつ
『 ココ 使って ココを押すと 画面が切り替わるから 』
『 あと ココ 押さないで 』
『 ココ おさえながら ココとか 押すと “ ウケるから ” 』
って 最終的に
プレッシャーがかかりそうな説明を ひととおり聞いて
『 質問ある ? ダイジョウブ ? 』
って言われたので
『 どのタイミングで ハイルンデスカ
』って ギコチナク 聞いてみたりした …。
『 DJ ショーゴォ~~~ って 言うからさ テキトウに入ってヨ 』
みたいな 軽い お達しが …。
なんだか 飲み込めてない気がしたけど
『 ワカリマシタ。 ダイジョウブっす。 』
って 弱冠 無責任なカンジで 引き受けてしまって …
で、スガ氏は 所定の位置へもどってました。
そしたら すかさず
『 ハイ。みんなぁ、DJ ショーゴォ~~~ 』
みたいになって 会場が
『 Yeah ~ 』 みたいなカンジになって …
これは …
夢か …

なんだぁ …

おちつけぇ …。
数秒 iPad を 見つめたのち 顔をあげたら …
1メートルくらい先に スガシカオ氏が …
しかも 真っ正面っ 。
『 すっっげー ちけぇ 』
オッサンが 目の前にいて イイのか?
とかって マジで 心配したり シマシタ

スガ氏は 綺麗な オンナのヒト ( 犬顔系の )が
好きだって あちこちで言ってるので
どうなんだぁ

って おもんばかったワケです。
“ バクダン・ジュース ” のイントロが
打ち込みの バックトラックにのって
FUNKYに 奏でられはじめました …。
うたが 目の前で 聞こえてたハズなのに …
正直 よく 覚えてイマセン
だぁ~いぶ ふわふわしてました。
曲も なんだったのか ブログなどで見ない限り
思いだせなかったですし …
そして いよいよ …
ふたつ目の その時 …
その瞬間が …
『 ハイ
DJ ショォ~~~~~GOォ~~~
ッッッ 』
次号、怒涛のクライマックス


長かったぁ
…スガシカオ Hitori Sugar Tour '06-'07 Live & Document part2
本日、10周年☆☆☆
本日、どうにか ciel は
10周年を迎えることが できました




思えば 10年前…
根拠のない 微動だにしない自信と
今からすると 壮大すぎた夢と
それまでの すべてを投げ打って 人生をリセットした勢い で
ciel を スタートさせました。
その さらに 1年前、
東京で 14年もの間 お世話になっていた ヘアサロン・グループを離れ
独立を 模索して カミさんの実家のある
新潟県魚沼市に 移り住んだのです…。
ふつう 独立を模索するなら それまでに構築した
人脈などのパイプが生かせる ホームのような
東京を選択するのが スジだと思います。
ただ、そのときは 一切の甘えを捨てて
誰も知らない、土地勘もない、縁もゆかりもない場所で
自分自身の 真の評価を受けたかった 想いが強く…
結果、その およそ1年後に
現在の場所 新潟県長岡市に
お世話になることに 至ったのです…。
そうして 2002年3月14日 午前10時 に
ciel は 産声を上げ よたよたと 歩き始めました…。
なんでしょうか…。
『 無謀な賭け 』 でした…。
かなりの方に ご迷惑や ご心配をおかけし、
また 多くの方々に 支えられ 励まされ
ときには お知恵をいただいたりもして
本日を 迎えるに至りました…。
独立するまでに
店長経験や 人、モノ、お金の管理を 間接的に行ったり
何かしらの責任者としての 経験は
それまでに させてもらえる機会を
与えていただいてましたが…
法人、店舗の経営者としては 素人同然でしたので
貸借対照表の類の管理や 資金管理、人材確保など
未経験のことに 翻弄されることも多く…
そして なにより
鹿児島で生まれ育った 温暖地仕様の肉体と精神が
『 雪国での生活 』 に なかなか 馴染めず…
しかも 寒冷地仕様な生活スタイルには
相当なコストがかかることなどにも 翻弄され…
さまざまなことに 『 寒冷地の洗礼 』 や
『 雪国系ローカルな精神&思考の洗礼』 などをうけ
自分自身の在りようについて
相当に 考えさせられました。
ひとりの美容師として に のみ 没頭できていた
東京での生活とは まったく違うモノでした。
とはいえ、
出来が 相当に悪い 感度も悪い
コミュニケーションのすべも どちらかといえば 薄く
東京にハマれるタイプの人間でもなかったので
東京に籍を残したところで どうなったとも
正直 思えませんが…
生かせたであろう コネクションはあったので
多少の 『 地の利 』 は あったと思います。
いまさら 『 たられば 』 な 気分でもありませんので
考えることなど ありませんが…。
それと、この10年の 社会情勢が
あまりに 激烈な10年だったので
今日を 迎えられたことが
奇跡に近い感覚を持っています。
中越地震での被災に始まり 水害などの天災も数多く
経済も 混迷を深める一途をたどり
政権交代があり、総理大臣も1年おきに代わって、
年金などの福祉の限界が見え始めたり などなど…
あげたらキリがありません。
そんな 10年だったからこそ
プロの意識、経営者としての覚悟、
雪国で生きていく覚悟 など
ひとりの人間として いつか 世の中で 必要とされる
きちんとお役にたてる人間に なれるよう
努めていく気持ちが しっかりと 固まりました。
東北の空と こちらの空は つながっています。
でも 今の自分には 何かができる 余裕は
まだ ありません。
手を 差し伸べて奮闘なさっている方々を見ると
本当に すごいと思います。
ciel が 10年経ったことは 自分とカミさんにとっては
とても大きいことです。
ですが 世の中は 今日もどこかで
災害に苦しんでいらっしゃるひとが 大勢います。
生活に 困窮しているひとも 大勢います。
自分たちの境遇には
ジレンマを感じてしまっていた時期もありましたが
自分自身で選んだ道だったので
今は たくさんの方々に対して
いくら感謝しても しつくせないほどの想いが あります。
おもいがけず 突然 たくさんのこと モノを
失うことになってしまった方々のことを思えば
自分たちには もっと やるべきことが あると
今は 感じています。
11年目からは しっかりと 地に足をつけて
人間として、美容師として、美容室の経営者として
存在価値を 少しでも 社会に認めていただけるよう
日々 精進していきたいと思っています。
ciel の 今後の大きなテーマは
エイジング・ケア、エイジング・サポート、
エイジング・デザイン を 柱にした
スロー・ビューティー …
です

今後とも ciel を
貝瀬正悟 および 貝瀬律子を
何卒 よろしくお願いいたします。
※ スガシカオ氏のライブ・ルポは
ただいま 時間をみつけて
少しずつ 最終章を 執筆中デス。
10周年を迎えることが できました





思えば 10年前…
根拠のない 微動だにしない自信と
今からすると 壮大すぎた夢と
それまでの すべてを投げ打って 人生をリセットした勢い で
ciel を スタートさせました。
その さらに 1年前、
東京で 14年もの間 お世話になっていた ヘアサロン・グループを離れ
独立を 模索して カミさんの実家のある
新潟県魚沼市に 移り住んだのです…。
ふつう 独立を模索するなら それまでに構築した
人脈などのパイプが生かせる ホームのような
東京を選択するのが スジだと思います。
ただ、そのときは 一切の甘えを捨てて
誰も知らない、土地勘もない、縁もゆかりもない場所で
自分自身の 真の評価を受けたかった 想いが強く…
結果、その およそ1年後に
現在の場所 新潟県長岡市に
お世話になることに 至ったのです…。
そうして 2002年3月14日 午前10時 に
ciel は 産声を上げ よたよたと 歩き始めました…。
なんでしょうか…。
『 無謀な賭け 』 でした…。
かなりの方に ご迷惑や ご心配をおかけし、
また 多くの方々に 支えられ 励まされ
ときには お知恵をいただいたりもして
本日を 迎えるに至りました…。
独立するまでに
店長経験や 人、モノ、お金の管理を 間接的に行ったり
何かしらの責任者としての 経験は
それまでに させてもらえる機会を
与えていただいてましたが…
法人、店舗の経営者としては 素人同然でしたので
貸借対照表の類の管理や 資金管理、人材確保など
未経験のことに 翻弄されることも多く…
そして なにより
鹿児島で生まれ育った 温暖地仕様の肉体と精神が
『 雪国での生活 』 に なかなか 馴染めず…
しかも 寒冷地仕様な生活スタイルには
相当なコストがかかることなどにも 翻弄され…
さまざまなことに 『 寒冷地の洗礼 』 や
『 雪国系ローカルな精神&思考の洗礼』 などをうけ
自分自身の在りようについて
相当に 考えさせられました。
ひとりの美容師として に のみ 没頭できていた
東京での生活とは まったく違うモノでした。
とはいえ、
出来が 相当に悪い 感度も悪い
コミュニケーションのすべも どちらかといえば 薄く
東京にハマれるタイプの人間でもなかったので
東京に籍を残したところで どうなったとも
正直 思えませんが…
生かせたであろう コネクションはあったので
多少の 『 地の利 』 は あったと思います。
いまさら 『 たられば 』 な 気分でもありませんので
考えることなど ありませんが…。
それと、この10年の 社会情勢が
あまりに 激烈な10年だったので
今日を 迎えられたことが
奇跡に近い感覚を持っています。
中越地震での被災に始まり 水害などの天災も数多く
経済も 混迷を深める一途をたどり
政権交代があり、総理大臣も1年おきに代わって、
年金などの福祉の限界が見え始めたり などなど…
あげたらキリがありません。
そんな 10年だったからこそ
プロの意識、経営者としての覚悟、
雪国で生きていく覚悟 など
ひとりの人間として いつか 世の中で 必要とされる
きちんとお役にたてる人間に なれるよう
努めていく気持ちが しっかりと 固まりました。
東北の空と こちらの空は つながっています。
でも 今の自分には 何かができる 余裕は
まだ ありません。
手を 差し伸べて奮闘なさっている方々を見ると
本当に すごいと思います。
ciel が 10年経ったことは 自分とカミさんにとっては
とても大きいことです。
ですが 世の中は 今日もどこかで
災害に苦しんでいらっしゃるひとが 大勢います。
生活に 困窮しているひとも 大勢います。
自分たちの境遇には
ジレンマを感じてしまっていた時期もありましたが
自分自身で選んだ道だったので
今は たくさんの方々に対して
いくら感謝しても しつくせないほどの想いが あります。
おもいがけず 突然 たくさんのこと モノを
失うことになってしまった方々のことを思えば
自分たちには もっと やるべきことが あると
今は 感じています。
11年目からは しっかりと 地に足をつけて
人間として、美容師として、美容室の経営者として
存在価値を 少しでも 社会に認めていただけるよう
日々 精進していきたいと思っています。
ciel の 今後の大きなテーマは
エイジング・ケア、エイジング・サポート、
エイジング・デザイン を 柱にした
スロー・ビューティー …
です


今後とも ciel を
貝瀬正悟 および 貝瀬律子を
何卒 よろしくお願いいたします。
※ スガシカオ氏のライブ・ルポは
ただいま 時間をみつけて
少しずつ 最終章を 執筆中デス。
スガシカオと…睦月の奇跡 ~ invitation編
2011.12.03
1通のメールから この奇跡は 始まりました。
タイトルは…
『 抽選結果のお知らせ 』。
この度はご利用いただきありがとうございます。
先般お申し込みいただきましたチケットにつきまして、
厳選なる抽選を行った結果、
お客様はご当選されました。
ご当選のチケットは、下記のとおり
ご用意させていただいておりますので、
必ず引取期限までにローソン店頭『Loppi端末』にて
操作のうえ、代金をお支払いいただき、
チケットをお引き取りください。
こたびの奇跡の起きた現場は
スガシカオ氏の ライヴ・ツアーの
新潟公演が催された ライヴハウスでした。
その ライヴハウスは
『 Live Hall GOLDENPIGS RED STAGE 』
そうデス。
『 CLUB JUNK BOX 新潟 』
だったところデス。
ふだんは どおやら 土っぽい …
いや、
オトコ臭ぷんぷん系の ノイズィーなギターサウンドの
ROC'K らしい ROC'K なバンドの皆さんが
ヴぃヴぃいわせている的な?
ライヴハウスのように思われます。
( ちがってたら 関係者のみなさま ごめんなさい
)
なので 会場が知らされたとき
ちょっと 違和感を感じてしまいました。
ただ こたびのライヴは
『 Hitori sugar 』 ( ヒトリシュガー )という
“ ひとりでの弾き語りスタイル ”で行うライヴ。

Hitori sugar 2012 at TOKYO
スガシカオ氏 の ブログより
しかも“ すわって聴く ”カンジの アコースティックなライヴ。

Hitori sugar 2012 at FUKUOKA
スガシカオ氏 の ブログより
『 Hitori Sugar 』 は …
最近 新潟や 近隣の県で 催されず
行ってみたい ライヴスタイルでも あって …
『 やっと行けるかも …
』
って 待ちわびていたライヴだったりもしたのです。
しかも、最近の Hitori Sugar は
あまり大きな会場で 催されてこなかったし
メジャー契約を打ち切って インディーズな活動に転じての
ライヴ・ツアー。
Live Hall GOLDEN PIGS RED STAGE は
スタンディングでも 300名くらいしか 入らないのでは?
と、ライヴによく参加しているお客様に聞いても
そんな解説になってしまうキャパのライヴハウス。
申し込んでも キャパがキャパだけに
元ファンクラブ会員を
さらに 絞ったファン先行発売 とはいえ、
当たるワケがない、と思いこんでいました。
ところが …
2011.12.03 に
当選を知らせる『 抽選結果のお知らせ 』が
舞い込んだワケです。
しかも 4枚 も 申し込んだのに …。
引き取り開始は この日の 午後3時からに
なっておりました。
ですが 12月7日まで OK だというので
時間があるときに 行こうと …。
当たんないだろうと たかをくくっていた抽選に
めずらしく当たったワリには あんまり テンションが
あがったカンジでも ありませんでした。
結局 …
以前 ブログで書きましたが
東京の出版社に 12月5日 & 6日 に 行ったので
帰ってきた 12月6日の夜に
長岡市内では あまり 見かけないコンビニ …
ローソンに 向かいました。
長岡インターに近い ローソンに …。
そこで 『 Loppi 』 と対面して
ちょいちょいっと 予約番号など入力して
レシートっぽい紙を持って レジへ行ったワケです。
そして ぴぴぴっと レジのおねぇサンが 打ち込んで
すいぃぃぃぃ~って 出てきたのが コチラ …

整理番号なるものが あって …
『 なんか おかしい 』 と 思ったワケです …

何回も 見ました …

また 見ました …

やっぱり 整理番号が …
おかしい


あとの2枚も …
12番、13番 …。
んんっ

じぃ~~~~っと ひとしきり 見入って、
穴があくほど 見入って、
クルマに乗り込みマシタ …。
自宅のアパートに帰って カミさんに
『 なんか 整理番号が すでにチケットに入っててさぁ … 』
って はなしました。
『 何の 番号なんだろうネ …。 』
って。
『 まさか 前から10番とかじゃ ないよネぇ … 』
って。
『 違うのぉ? そうなんじゃないのぉ??? 』
って たいして根拠のない返事が …。
そうかも …
って思ったり …
いや、そんなワケないし …
って 否定してみたり …。
結局 ふわ~っと させたまま チケットを
カミさんに わたして 時を待つことに …。
数日後 ライブによく行くお客様に
GOLDEN PIGS の 様子を聞いたりしたら …
どうやら 前から 10番 ~ 13番 の 4枚であると
いうことで 結論付けたのですが …。
それはそれで …
『 どうしよう …』
って なりますよネぇ。
1月の後半で たいがい “ 雪まみれ ”な
新潟県なワケですよ
クルマで行くのか …
新幹線なのか …
ゴム長靴で行くのか …
ゴム長靴なんかで ライヴに参戦しても イイものか …
何時ごろから ライヴハウスの前に たむろったら
安心なのか …
それだったら 何時から 新潟市内に 入っておくべきなのか …
時は まだ 12月。
来年の …
1か月以上 先の 天気と履き物に
かなりの入れ込み具合で 思案しまくって …
ワタシなどは 途中で 考えるのを やめました。
同時に …
最悪、ゴム長靴で
上着に 撥水加工の素材の
マウンテン・パーカー みたいなのを 羽織ってって
参戦してもいいや …
って 覚悟しました。
だって、どうせ 聴きにいくダケだし
すわり だし …
どせ オレのコトなんか だれも 見もしないし
気にもかけないし …
って 覚悟したんです。
どうせ 大雪なんだろうからって …。
案の定 1月は まるまる 雪にまみれた
そんな コンディションで …
そして 前々日も 前日も …
そして 当日も …
長岡市内は 雪 …。
ただ、大雪でなかったし 日中 やんでたし …
最悪の状況は 回避できたのでした …
さて はなしは もどって 数日?前のこと。
1週間も前から カミさんが
『 何を着ていくの? 何を 履いていくの? 』
『 ゴム長靴は … 』
なんか …
しつこかった …
デス


つづく
PS
だいぶ前のですけど よかったら 再生してみてください。
スガシカオ Hitori Sugar Tour '06-'07 Live & Document part1
1通のメールから この奇跡は 始まりました。
タイトルは…
『 抽選結果のお知らせ 』。
この度はご利用いただきありがとうございます。
先般お申し込みいただきましたチケットにつきまして、
厳選なる抽選を行った結果、
お客様はご当選されました。
ご当選のチケットは、下記のとおり
ご用意させていただいておりますので、
必ず引取期限までにローソン店頭『Loppi端末』にて
操作のうえ、代金をお支払いいただき、
チケットをお引き取りください。
こたびの奇跡の起きた現場は
スガシカオ氏の ライヴ・ツアーの
新潟公演が催された ライヴハウスでした。
その ライヴハウスは
『 Live Hall GOLDENPIGS RED STAGE 』

そうデス。
『 CLUB JUNK BOX 新潟 』
だったところデス。
ふだんは どおやら 土っぽい …
いや、
オトコ臭ぷんぷん系の ノイズィーなギターサウンドの
ROC'K らしい ROC'K なバンドの皆さんが
ヴぃヴぃいわせている的な?
ライヴハウスのように思われます。
( ちがってたら 関係者のみなさま ごめんなさい
)なので 会場が知らされたとき
ちょっと 違和感を感じてしまいました。
ただ こたびのライヴは
『 Hitori sugar 』 ( ヒトリシュガー )という
“ ひとりでの弾き語りスタイル ”で行うライヴ。

Hitori sugar 2012 at TOKYO
スガシカオ氏 の ブログより
しかも“ すわって聴く ”カンジの アコースティックなライヴ。

Hitori sugar 2012 at FUKUOKA
スガシカオ氏 の ブログより
『 Hitori Sugar 』 は …
最近 新潟や 近隣の県で 催されず
行ってみたい ライヴスタイルでも あって …
『 やっと行けるかも …
』って 待ちわびていたライヴだったりもしたのです。
しかも、最近の Hitori Sugar は
あまり大きな会場で 催されてこなかったし
メジャー契約を打ち切って インディーズな活動に転じての
ライヴ・ツアー。
Live Hall GOLDEN PIGS RED STAGE は
スタンディングでも 300名くらいしか 入らないのでは?
と、ライヴによく参加しているお客様に聞いても
そんな解説になってしまうキャパのライヴハウス。
申し込んでも キャパがキャパだけに
元ファンクラブ会員を
さらに 絞ったファン先行発売 とはいえ、
当たるワケがない、と思いこんでいました。
ところが …
2011.12.03 に
当選を知らせる『 抽選結果のお知らせ 』が
舞い込んだワケです。
しかも 4枚 も 申し込んだのに …。
引き取り開始は この日の 午後3時からに
なっておりました。
ですが 12月7日まで OK だというので
時間があるときに 行こうと …。
当たんないだろうと たかをくくっていた抽選に
めずらしく当たったワリには あんまり テンションが
あがったカンジでも ありませんでした。
結局 …
以前 ブログで書きましたが
東京の出版社に 12月5日 & 6日 に 行ったので
帰ってきた 12月6日の夜に
長岡市内では あまり 見かけないコンビニ …
ローソンに 向かいました。
長岡インターに近い ローソンに …。
そこで 『 Loppi 』 と対面して
ちょいちょいっと 予約番号など入力して
レシートっぽい紙を持って レジへ行ったワケです。
そして ぴぴぴっと レジのおねぇサンが 打ち込んで
すいぃぃぃぃ~って 出てきたのが コチラ …

整理番号なるものが あって …
『 なんか おかしい 』 と 思ったワケです …


何回も 見ました …

また 見ました …

やっぱり 整理番号が …
おかしい



あとの2枚も …
12番、13番 …。
んんっ


じぃ~~~~っと ひとしきり 見入って、
穴があくほど 見入って、
クルマに乗り込みマシタ …。
自宅のアパートに帰って カミさんに
『 なんか 整理番号が すでにチケットに入っててさぁ … 』
って はなしました。
『 何の 番号なんだろうネ …。 』
って。
『 まさか 前から10番とかじゃ ないよネぇ … 』
って。
『 違うのぉ? そうなんじゃないのぉ??? 』
って たいして根拠のない返事が …。
そうかも …
って思ったり …
いや、そんなワケないし …
って 否定してみたり …。
結局 ふわ~っと させたまま チケットを
カミさんに わたして 時を待つことに …。
数日後 ライブによく行くお客様に
GOLDEN PIGS の 様子を聞いたりしたら …
どうやら 前から 10番 ~ 13番 の 4枚であると
いうことで 結論付けたのですが …。
それはそれで …
『 どうしよう …』
って なりますよネぇ。
1月の後半で たいがい “ 雪まみれ ”な
新潟県なワケですよ

クルマで行くのか …
新幹線なのか …
ゴム長靴で行くのか …
ゴム長靴なんかで ライヴに参戦しても イイものか …
何時ごろから ライヴハウスの前に たむろったら
安心なのか …
それだったら 何時から 新潟市内に 入っておくべきなのか …
時は まだ 12月。
来年の …
1か月以上 先の 天気と履き物に
かなりの入れ込み具合で 思案しまくって …
ワタシなどは 途中で 考えるのを やめました。
同時に …
最悪、ゴム長靴で
上着に 撥水加工の素材の
マウンテン・パーカー みたいなのを 羽織ってって
参戦してもいいや …
って 覚悟しました。
だって、どうせ 聴きにいくダケだし
すわり だし …
どせ オレのコトなんか だれも 見もしないし
気にもかけないし …
って 覚悟したんです。
どうせ 大雪なんだろうからって …。
案の定 1月は まるまる 雪にまみれた
そんな コンディションで …
そして 前々日も 前日も …
そして 当日も …
長岡市内は 雪 …。
ただ、大雪でなかったし 日中 やんでたし …
最悪の状況は 回避できたのでした …

さて はなしは もどって 数日?前のこと。
1週間も前から カミさんが
『 何を着ていくの? 何を 履いていくの? 』
『 ゴム長靴は … 』
なんか …
しつこかった …
デス



つづく

PS
だいぶ前のですけど よかったら 再生してみてください。
スガシカオ Hitori Sugar Tour '06-'07 Live & Document part1