昨年から、いろんなお別れがありました。
親しくしていた人達から離れたり
長年の友人と離れたり
ゴールデンウィークの始めに
大好きな猫の茶々も見送った。
さまざまなお別れに
毎度立ち直れないような衝撃をうけて
だけど死なないように
自分をそっと保っている。
もう仕方ないと思ったり
自分を責めたり
相手に怒りを感じたり
それをなんか、ちょっと離れたところでやり過ごすみたいな…
真剣味が足りないかもしれないけど、
真剣になったら死にそうだし
真剣になって正しい答えが得られるとも思えなかった。
唯一、誠実な植物の様子が力を与えてくれた。
唯一ではないか、
猫の存在は大きかった。
その茶々が、たぶん夏までは生きられないだろうとわかって、
それが、どんどんどんどん早くなって
いってしまった。
元々補液に通っていたけど
週に一度が2度になり、3度になり、
急にガクンと元気が無くなり
入院したけれど、あまり食べてくれず
先生は私の元に帰してくれた。
最後に一緒に過ごせるように。
彼は家に帰ってから、
何度も病院に戻りたい、外に行きたいと言った。
それは、多分、自分でももうお別れなんだと知っているかのように。
だからお願いした。
どんな茶々でも大好きだから、ここにいて欲しいと。
最後の2日は、諦めたのか、覚悟を決めたのか
たくさんお世話をさせてくれた。
最後の3時間は、ずっと見つめていてくれて
私はずっと撫でながら、いろんな話をした。
まだその時は心臓が動いていたのに
止まってしまった。
目を開けたまま。
何度閉じて上げようとしても閉じなかった。
きっと、ずっと見ていたかったのかな。
家族で精一杯見送った。
今はまだ哀しいけれど
彼がいってしまったことで
きっと今までのお別れの一つの終わりなのかもしれないと思った。
別の私になるわけではないけれど
なんだかいろんなものが落ちて
今までより素になるのかな。
そんな気がする。
今もこれからも
目の前のことをするだけ。