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日々の暮らしを重ねる

心の真ん中は、深い森の中にある泉のようで
みつけた!と思ったり、見えなくなったり。
だけど日々の小さな営みの中から見出す
喜びやときめきは深い森の泉のきらめきなのかもしれないな…
などと思う今日この頃。
そんな日々の徒然を重ねてゆきます。

昨日のこと


急な雨で、コンビニで傘を買った。

なんとなく、ビニール傘が嫌で

紺色の

コンパクトな折りたたみ傘を買ったのだけど、

どうもオジサンっぽい

という気持ちが拭えない。


コンパクトで良いんだけど

オジサンっぽい。


持つたびにテンションが下がりそうで

絵を描いてみることにした。


アクリル絵の具は久しぶり。

ちょっとぐらい失敗しても上から重ねられるから

なんかのびのび描ける。


この花は

前にアクリル絵の具の使い方を教えてもらった時

棘棘に描いたもの。

今日は棘はない。


棘の絵は

いっときよく描いていた。

棘だらけだった。

その気持ちを成仏させようと

この前から銅版画にしている。

ペンで描いている時は

描いたら色をつけるくらいしかなかったけど

銅版画はそこから

自分のイメージする世界まで

ずっとずっと探究できてしまう。

なかなか辿り着けそうにはないけれど。

面白いと思う。


傘のアクリル画は

呑気にペタペタと

こどものような気持ちで楽しんでいた。


ら、

突然、みぞおち辺りから苦しくなってきた。


なんだこれ?

と、そ〜っとしておいても

苦しいのはおさまらない。

服を緩くしても

横になっても

喉や耳に焼けるような痛みが広がって

あ〜まずいなぁ

このままだったら死んでしまうかもなぁと思った。


母が大動脈乖離になった時は

もっと痛そうだったけど

これはちょっと普通とは違うだろうなぁと。


その時床の上の傘を見て

あ〜あ。

仕上げたかったかなぁと思った。


ちょうど葉っぱに銀色で脈を描いているところだった。

まだ半分も出来てなかったし

花も仕上げてなかったし

娘に続きをやってもらうのかなぁと思ったけど

私のイメージしたようには出来ないよね。

(むしろ娘がやった方がクオリティ高くなりそうだけど)


やっぱり描いてから死にたいなぁ〜。


少し苦しいのが取れてきて

病院へ行くことにした。


そこの病院は、とにかく検査が早い。

スタッフさんも愛想がいいわけじゃないけど

患者さんが不安を感じないように

案内も丁寧で、よい心意気を感じてしまうのだ。


先生はニコニコして優しいおじさんで

親切に診てくれた。


喉とか耳に痛みが広がるのは怪しいけれど

出方は逆方向


なんだとか。


不安材料を無くすため、一通りの検査

レントゲンやらCTやら、血液検査やら。


そして結果は異常なし。


数値的に、この歳だと高すぎるものもあったけど

他のところで相殺されたりしてるらしい。


人間の身体は、一人ひとり絶妙なバランスをとっているものなんだろうね。


「痛みの説明がつかなくて申し訳ないんだけど、様子をみて大丈夫。」

と言われました。


あの極端な暑さで、やはり疲れていたのだろうか?


兎にも角にも

呑気な絵が呑気なまま仕上げられて良かった。


まだまだ

成仏させてあげないといけない絵があるから、

それらもひとつひとつ

取り掛かろうかな。



帰りに100均で

「もしもの時ノート」

というのを買ってきた。


ころっといっちゃった時、

家族が困りそうなので

大事な事は書いておこう。