そんな日を過ごしていたある日、もう数年前になりますが
お部屋でぼんやりしながら、何気なくリビングの三階建てのキャットゲージに視線を落とすと
二階部分に白さんがいる。
『白さん登っちゃったんだな~も~』
と 思ってから、コンマ数秒、いや そんなわけないよね。登れないし、よくよく考えたら 二階に体入らないし、白さんよりふたまわり小さい?
え?どういうこと??
足元には正真正銘の白さんがくつろいでる。
ほわほわの白っぽい長い毛足。
ちょこんと座っていて 白い光がキラキラしていた そのこは、にこにこして こちらを見ていました。
もう一度 その場所を確認すると がらんとした空間があるだけ。
でね、はっとしたんです。
すごく くまちゃんに似てた。
あたしが 幼い頃 くまのぬいぐるみと信じていた『くまちゃん』の耳は丸ではなく 立ち耳の三角。
縁が薄いベビーピンクで中が白。
子供だから 『くま』って思い込んでたけど 実はビジュアル的にくまじゃない。
………
立ち耳の白さんと間違えるくらいのビジュアル。

白さんが赤ちゃんの時から 後頭部の耳近くのモフモフに顔をうずめて眠ると 安心した。
白さんとくまちゃんて激似!と気づいたわけです。
そんでもって 知人が言った言葉も数年の時を経て納得。
捨てられていた生後1ヶ月の白さんを見て 里親さんを探そうと話していたときに言った彼女の第一声が
『カンナのうちのこにすればいいじゃん。カンナの好きなタイプのこだし』
言われた時は意味がわからなかったけど、実家のキョンちゃんと白さんも ビジュアルも劇似。
違うのは キョンちゃんが茶色いモフモフなだけで
他はほぼ一緒でした。
無意識にビジュアルが似ているこたちに惹かれるのは、くまちゃんが大好きで 本当に 大切な記憶だから。
実は大人になってからも砂壁に絵がでてきたことがあって
懐かしいなぁと感じていました。
もしかして 見えなくなっちゃっただけで くまちゃんは今もそばにいてくれるのかも。
そう思うだけで きゅんとして 心がほんわかします。
『くまちゃん』は 結局犬だったのかな?そこが未だ謎。