だんだんと落ちていく太陽。


朝はあんなにも笑顔で咲いていた太陽が

もうしぼみかけている。

自転車に乗った友達を早足で追いかけながら

暗くなってきた空を気にした。


夜が来る。


それは、悲しいようで、嬉しくて、辛い。

眩しく真っ白だった世界が闇へと呑まれていく。

何処まで続いているかも分からない紺の空に怖さを覚えてた。

加えて、怖いくらいに大きい月が浮かんでる。

この世界は不思議で溢れてる。


朝はあんなにも自然なのに、

夜はやけに不自然に見えてならない。


だから、私は、朝が好き。夜は苦手。

ただそれだけ。


曖昧な気持ちが過ぎった夕方を横目にバスに乗り込んだ。