皆様、おはようございます。

 今日は大野祭り本楽から、唐子車からくり人形奉納編をお送りします。

 

 

 紅葉車が元の位置に戻ると、入れ替わりに唐子車がからくり人形奉納のため少し前に出ました。

 

 人形囃子が「出羽」から大野では唯一の草笛を使う物に変わると、大唐子が大将人形の塩土老翁(高須賀町の氏神小倉神社の祭神で山幸彦を海神の城へ案内した神でもあります)に挨拶しました。

 

 それが済むと台の上に乗っている小唐子に提案をしましたが、小唐子は首を横に振ってそれを拒絶します。

 その後別の提案をされた小唐子は今度は首を縦に振ってそれを受け入れ、大唐子の肩の上に乗りました。

 

 そして松の枝から下がっている吊り輪を掴み、同じく松の枝から下がっている太鼓を叩きました。

 

 一通り叩いた後大唐子の肩から離れて宙釣りとなり、大唐子はその様子を見て喜び舞いました。

 

 やがて再び「出羽」が囃される中大唐子は再度塩土老翁に再度挨拶し、老翁は唐子達の演技を称えて幕となりました。

 

 奉納終了後唐子車は、元の位置に戻りました。

 

 次回は、権丸提灯回し・梅榮車出発編をお送りします。