小鼻縮小(鼻翼縮小)が向かない症例 | シエルクリニック院長ブログ

シエルクリニック院長ブログ

他院修正、美容整形症例写真多数掲載しております。

六本木東京ミッドタウン隣、
正しい美容外科の知識を紹介します。

前回のモニター様の続きです。

↓こちらは当院での修正手術の1か月後です。

他院小鼻縮小後の不自然な小鼻を鼻孔縁挙上で修正しました。

鼻孔縁挙上術

厚くなった小鼻を薄く、縦方向に長い小鼻を短く、

斜めに尖った鼻孔を自然に、小鼻の土手(鼻孔底堤)を復活させました。

 

 

↓以下からは、当院で修正する前の写真です。

モニター様のご好意で、全くの手術前の画像を使わせていただきました。

 

他院での鼻尖形成、小鼻縮小の手術前後の写真をご覧下さい。

なぜ小鼻縮小が向いていなかったのかが分かります。

傷跡は非常に綺麗で、執刀された先生の技術には何も問題はありません。

 

正面です。

鼻孔縁挙上術

術後は確かに小鼻の横幅は狭くなりました。

しかし、小鼻の厚みが増し、小鼻が縦方向に長くなり、

鼻の穴も上方向に尖りました。

また、小鼻の付け根の土手(鼻孔底堤)もなくなっています。

鼻尖形成によるピンチノーズも目立ちます。

 

続いて下からです。

鼻孔縁挙上術

術前も肉厚の小鼻でしたが、術後はとんでもなく厚くなっています。

鼻の穴が小さくなり過ぎました。

鼻尖が細くなり過ぎ、小鼻とのバランスがとれていません。

 

斜めです。

鼻孔縁挙上術

縦に少し長い小鼻でしたが、術後はさらに長くなり、

小鼻のボリュームも増えています。

鼻先の形も鼻の穴の形も悪くなり、右が術後とは思えません。

普通は術後の方が綺麗になっているのが当然です。

せっかく手術を受けたのに、悲しい結果です。

 

それでは具体的に、どこが小鼻縮小(鼻翼縮小)に不向きだったのでしょうか。

 

まず、鼻の穴の大きさです。

下から見ると、少し大きい様に見えますが、

正面では決して大きくありません。

小鼻縮小術の確実な効果は、鼻の穴が小さくなる事です。

鼻の穴が大きい方にはメリットですが、

元々あまり大きくないため、小さくなり過ぎてしまいました。

 

次は、小鼻が肉厚なことです。

小鼻縮小を受けると、デメリットで小鼻の厚みが増します。

特に今回の術式は、小鼻を内側に強く引き寄せていますので、

通常より厚みの増し方が強くなっています。

それに伴い、鼻の穴も小さくなり過ぎてしまいました。

 

もう一つは、小鼻が少し縦に長いことです。

正面では、長さは気にならない程度の軽度でした。

小鼻縮小では小鼻は横方向に小さくなりますが、逆に縦に長くなります。

そのため小鼻の縦横のバランスが崩れてしまいました。

 

上記が小鼻縮小に向いていなかった要因です。

鼻の穴が小さく、小鼻が肉厚で縦に長い程度が大きい程、

小鼻縮小を受けると、不自然さが大きく出てしまいます。

 

逆に言えば、鼻の穴が大きくて、小鼻が薄く、縦に短ければ

小鼻縮小を受けてもそれ程不自然にはなりません。

しかし、そのような小鼻縮小に向いている方は、

相談の中で、2割いらっしゃるかどうかです。

 

今回のモニター様はこの様な理由で小鼻縮小は向いていませんでした。

鼻尖形成も元々鼻先が丸くて太いわけではなかったので、

適応はありませんでした。逆にピンチノーズで不自然になってしまいました。

 

では、何をすればよかったかというと、

小鼻の横幅や鼻先を小さくするのはあきらめて、

小鼻縮小や鼻尖形成は受けず、鼻孔縁挙上術のみ受けていれば、

小鼻のボリュームが減り、小鼻の付け根の土手(鼻孔底堤)が温存され、

術前よりすっきりした自然な鼻になっていました。

 

美容外科手術は元よりも綺麗になるために行うものです。

手術の技術が一流でも、センスがないと綺麗になりません。

逆に、センスがよくても腕がないと綺麗にする事ができません。

美容外科医には技術と美的センスの両方が必要です。

 

また、美容外科は基本的に営利優先のクリニックが多いので、

しっかりした知識を持っていないと不必要な手術を受ける羽目になってしまいます。

クリニックに頼るだけではなく、自分で判断できる知識を持つ事が大事です。

 

ご相談・お問い合わせは

シエルクリニック までお願いします。

https://www.ciel-cl.com

 

 

シエルクリニック

https://www.ciel-cl.com

03-5775-3341

木曜・日曜休診

 

 

専門サイトにリンクします。
眉下切開   


シエル美容クリニック院長ブログ-無料カウンセリング