約16年前にL型プロテーゼ挿入術を受けられました。
プロテーゼ抜去を当院で行いました。
術前のレントゲン写真では、少量の石灰化が認められました。
カプセル除去をする程の石灰化ではありませんでしたが、患者様の御希望でプロテーゼ抜去と同時にカプセル除去も行いました。
モニター様ではありませんが写真の使用を許可していただきました。ありがとうございました。
抜去前(左)と抜去後1週間(右)です。
術前のレントゲン写真です。
白丸で囲んだところに、うっすらと石灰化が確認できます。
抜去したカプセル(上)とプロテーゼです。
鼻の中に入ってる時はこのようにプロテーゼはカプセルに包まれています。
カプセルからプロテーゼを引き出してみたところです。
抜去したプロテーゼです。
白く浮き出てるところが石灰化です。
鼻のプロテーゼは10年以上経つと石灰化する方としない方に分かれていきます。
今回のように石灰化がわずかな場合はカプセル除去は必ずしも必要ありませんが、
石灰化の厚みが0.5mm以上になるとプロテーゼのみの抜去では、カプセルに付着した石灰化が残り術後鼻筋に凹凸が出てしまう事があります。
カプセルを残すか除去するかが術前に決まっていない場合は、プロテーゼのみを抜去した後、術中にレントゲンを撮って、カプセルに残留した石灰化を調べてカプセル除去をするかどうか判断する場合もあります。
プロテーゼ抜去は術前にレントゲンで石灰化の有無や鼻先の皮膚の厚みをしっかり調べてから抜去しないと、術後様々なトラブル(鼻先のヘコミ、鼻筋の凹凸)が出てしまいます。
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