フェイスリフトとネックリフトのモニター様です。術前と術後2週間目です。
SMAS~広頚筋のつり上げと靭帯(リガメント)の切離と再固定術を行いました。
元々、頬は数ヶ所、靭帯で骨としっかり固定されています。
この靭帯がタルミを一定の範囲内に抑えてくれるので、頬が際限なくたるむ事はありません。
しかし、リフトの手術で頬を引き上げる時には、この靭帯が今度は頬が上方に引き上がる時の抵抗になり、思うようにタルミが引き上がりません。
したがってフェイスリフトの際は必ず、靭帯(リガメント)を一度切離し、上方にSMASを引き上げた後で、しっかりリガメントを再固定する必要があります。
術中です。
左はSMASをつり上げた後、リガメントを再固定している所です。4~5ヶ所再固定します。
右は剥離した範囲です。かなり広範囲に剥離し首は左右から中心に向かって完全につながるまで剥離します。首の正中部を切開すると、もう少し簡単に剥離できますが目立つ傷跡になる場合がありますので、
見える部分は切開しません。
ネックリフトはこのように広範囲に剥離しないと効果は出ません。ホホもリガメントを処理するには広く剥離する必要があります。
これだけ広範囲に剥離しても、見た目は2週間で普通に回復します。剥離した部分は最初は感覚は鈍くなっていますが、見た目にはわかりません。3ヶ月位で感覚は普通に戻ります。
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