カメラを手にしてからだろうな。


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3日連続コスモス畑に通い、いろんな空想・想像をしていた。




一見、はかなく見える。



でも、空に舞っていきそうなその姿は、美しく強くもあったり。


まるで人間の女性みたいだなって。



例えば、なんだかサヨナラと手を振っているみたいにも見え



荒野に気高く咲く一輪の花みたいにも見え。



撮ってて、気がつくと泥だらけになっているスニーカーを見て気がつく。



コスモスと、こんなに向き合ったことなかったな。




ずっとこんなに近く、こんなに長い時間。




カメラを手にするようになってから


こんなことが多々ある。



自然の風景




向き合うそのたび思う。



今まで、ゆっくり立ち止まらずに


大事なものに気づかなかったり


見ないふりをしたりして通り過ぎていたんじゃないか、と。




撮るのも、撮られるのも


自分の内と外と、じっくり向き合う大事な時間をもたらしてくれる。



こんなこと考えて


こんなことが好きで


こんなことがしたくて



自分はどうしたいのか


photo Emiko


カメラに


撮影というものに関わらなければ


きっと今もぼんやりしたまま、なんとなくの日常だったかもね。