見るより先に感じてしまう、歩き方。
擦って歩いてらっしゃる。
足元がフラつかれる。
思わず、手を差し伸べたくなる程に。
『最近は、足の親指が痛くてこの靴しか履けないの』と、仰います。
スポンジで作ってあるのか?と思うほど。
足に何らかの痛みがある場合、硬い靴は当たって痛いです。
柔らかい靴は当たっても痛くない。
柔らかい靴は、自分の身体の歪みに合わせて曲がってくれるから痛くない。
けれど、更に身体の歪みを大きくするのです。
靴を見ると、履き口が左右に広がっています。
これは、足首が横に動いているからです。
お客様の歩き方は、擦って歩きながらガニ股歩きなのでしょう。
数年前に、静脈瘤の手術をなさいました。
将来の脳疾患が気になるところです。
ベネシュ会長は言います。
『履いた靴の中で、足は動いてはいけない』と。