1時間に一度回らないといけない人ではないことのはさんは任意入院なんですから

最後の台詞に黙るしかなかった

そうこの入院は私が希望して入院した

私が帰りたい出たいと言えば叶ってしまう

でもこんな寝たきりでは帰れない

せめて1人でトイレに行けるようにならないとこの3ヶ月はココに居られるだから私はまだ帰れない

そう思い直し言葉も気持ちも呑んで眠りについた


翌日は私の誕生日

いつもならケーキを買ってご馳走ででも流石に何もないなぁ

せめて携帯があればいいのに

そう思って看護師さんに携帯を先生にお願いできないか聞いてもらう事にした

けれど

携帯は許可がおりませんでした

と返事がきたのみ

半世紀生きてきて誕生日を祝ってもらえないなんて初めての体験

そうこの日看護師さんからも何も言われずに終わった私の誕生日

1人の部屋誰の目もない中孤独で潰れそう

絶対帰れないけど帰りたい

またしても涙を拭っては擦る

半世紀も生きて何泣いてるんだっておもわれるかなでも誰も見てないからいいよね