耳鼻科でもらった薬が効いて

くれたのか、顔面麻痺は少し

落ち着いてくれた

でもあくまでも落ち着いた

だけ

手で押さえないと、飲み物が

溢れてしまう

私何歳なんだろう

これじゃ介護じゃん

自分の年齢

はるか先にあるはずのものが

自分に起こっている

1つ1つが絶望感も

引き寄せている

家族のいない時間に笑顔を

作ってみても

うまく笑えない

背中の翼の羽をむしり取られて

いる気分だった